井上宏生さんの「日本人はなぜカレーライスが好きなのか」を読みました。
昨夜の晩ご飯はカレーでした。
家に帰ってきてカレーの香りがするとテンションが上がります。
2日目のカレーも具材の旨味が溶け込んで極上の味に。
家ではオーソドックスなカレーを食べて、外ではスパイシーなカレーを食べてます。
カレーライス大好きです。
“日本人はなぜカレーライスが好きなのか”というタイトルに惹かれて読んでみましたが、著者の答えは書かれてませんでした。
読者に委ねたようです。
日本にカレーが入ってきた頃の状況がとても細かく紹介されています。
江戸時代の幕末には使節団がヨーロッパへ向かいます。
モンジュル号の中には、蘭学医が父の16歳の少年・三宅秀も乗船。
上海で乗り込んできたインド人が食べていたのがカレー。
三宅の日記の中に初めてカレーを見た時の様子が記されている。
「飯の上ヘトウガラシ細味に致し、芋のドロドロのようなものをかけ、これを手にまぜ、手にて食す。至って汚く人物の者なり」
まだ“カレー”というものの存在が認知されてない時代で、しかも手で食べている。
すごく驚いたようです。
明治時代になってからは文明開花。
カレーを始めさまざまな外国の食べ物が日本流にアレンジされて普及していきました。
日本の食の豊かさは、日本人のアレンジ力によるとこが大きい。
この記事を書いていてまたカレーが食べたくなってきました。