やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

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『成功している男の服選びの秘訣40』宮崎俊一

 

久々に宮崎俊一さんの「成功している男の服選びの秘訣40』を読み返しました。

本の出版は2012年。

宮崎さんの出版当時の肩書は銀座松屋 紳士服バイヤー。

今回の本は男性カジュアル服について書かれています。

ビジネス服については「成功する男のファッションの秘訣60」が詳しい。

yamabooks.hatenadiary.com

男性だとビジネス服はある程度型が決まっていて正解があります。

ワイシャツを着て、スーツを着ていればそれなりの雰囲気を醸し出せる。

 

カジュアルになると、急に自由になり過ぎてだらしくなるだけの人が多いのでは。

その人のファッションセンスが如実に現れるカジュアル。

 

街を歩くと、夏場だとええ年をしたおじさんがTシャツ1枚で出歩いている姿を見かけます。

体が鍛えられているなら良いのですが、お腹が出てメタボ体型。

老い感が強調されてしまってます。

 

本では「Tシャツは非常に無防備なアイテム。決して体型をカバーしてくれません。」「マッチョでもメタボでも40歳を過ぎたらTシャツを着ない」

 

年齢を重ねると、いくら「若々しく見える」人であっても、“隠したいパーツ”が出てくるものです。代表的なものは、年齢が表れやすいと言われている首のシワや、日焼けによるシミ。これは日頃のエクササイズなどで改善できるものでもないので、やはりできるだけ隠したほうが望ましいと思います。

 

40歳過ぎたら襟付きシャツは必須。

シャツに襟があるのは合理的な理由がある。

かといってプライベートまでワイシャツを着たくない。

本で紹介されている定番アイテムがラコステのポロシャツ「L1212]

ラコステの店に行けば多彩なカラーで必ず販売されている定番ウェア。

最初に本を読んだ頃から少しずつ買い始めました。

色は白とグレーが多め。

 

着心地が良く、洗濯しても襟の形が崩れにくい。

安物のポロシャツだと洗濯を続けると襟がヨレヨレになってきます。

カジュアル服でありながらフォーマル感もある優れもののアイテム。

 

近年ラコステ商品びっくりするくらい価格が上昇。

10年前は1万円ちょっとだった気がします。

L1212の現在の価格は17600円。

手が出しづらくなりました。

 

最近、ユニクロ商品に注目しています。

昔と違って、値段は安いけどダサいこともない。

3000円くらいでポロシャツを買えます。

MBさんのYouTubeチャンネルを見て、自分に合いそうなポロシャツを買えば大失敗をしないのでは。

 

パンツはミディアムグレーかチャコールグレーを選んでおけば万能。

 

自分は履いてないですけど、ちょっと前までワイドパンツが流行っていたのでしょうか。

足の短さが強調される気がします。

年を取りお腹が出始めると、スリムフィットのパンツが履きにくく似合わなくなってきます。

自分はレギュラーフィットでど定番のデザインばかり。

 

男性カジュアル服に興味がある方、流行に左右されない定番アイテムを探したい方におすすめの本。

『ブレイクの「瞬間」』R25編集部 編

 

ブレイクの「瞬間」

ブレイクの「瞬間」

  • 日経BP 日本経済新聞出版本部
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『ブレイクの「瞬間」』を読みました。

 

首都圏で毎週木曜に発行されている(いた?)フリーマガジン「R25」

自分は首都圏に住んでないのでR25は読んだことがありません。

数多くの著名人へのインタビューをまとめた本。

 

本の出版は2009年。

懐かしい人もいれば、残念ながら亡くなられた方もいる。

活躍していた時代の空気感を感じられました。

 

ルー語で一斉を風靡したルー大柴さん。

長い下積み生活でブレイクしたのが34歳の時。

CMで「トゥギャザーしようぜ」と言っていたのが印象深い。

テレビに出始めの頃は、とにかく濃くてうざかった記憶。

 

当時34歳、はっきり言って必死でした。とにかくインパクト重視で、自分の名前を全国に知らしめたかった。追い詰められての苦肉の策なんです」

どこにもいない「クドくて」「気持ち悪い」キャラを自分なりに演出したら、“ルー大柴”になっていた。

 

長い地中生活から“蝉芸人”とも言われていたルー大柴さん。

あのウザいキャラクターは演出だったんですね。

地中から抜け出す時の大勝負はさすが。

 

ルーさんは53歳の時にも再ブレイク。

直近だと、エックスのタイムラインに、サッカーW杯代表の伊東純也選手の昔の写真がルー大柴さんに似ていると話題に。

しっかりみんなの記憶に残ってます。

 

39歳で小説家デビューした浅田次郎さん。

昼間は自分の会社の仕事をしながら、夜中に小説を書き続けていたという。

才能と努力に関する言葉がグッときました。

 

どんなに才能のある人間でも、ひとつのことをやってきた人間には敵わない。多芸多才だと思っている者ほど、目移りがしていろんなことをやりたがる。でも、それがものになった試しがないんだよ。

 

プロ野球の世界でも入団前は才能があって二刀流と言われていたけど、どのポジションでも成功しない選手がいます。

大谷選手は別格。

一つの分野に10年、20年努力を続けてきた人は、器用貧乏な才能のある人を上回る。

 

自分の場合は才能がない上に転職を繰り返してきました。

高校を卒業をしてずっと同じ会社に勤めてる同級生の方がはるかに良い暮らしをしています。

今となっては仕方ない。

 

ブログはかれこれ18年書き続けてます。

何らかの形で文章を書くことはおそらくずっと続けていきます。

自分にもいつかブレイクの「瞬間」が訪れるのでしょうか。

 

タレントで美術評論家の山田五郎さん。

「日曜洋画劇場」の淀川長治さんの解説から何かを見る際の鑑賞法を説きます。

 

こりゃダメだみたいなブランドを扱うときでも、めっちゃカッコイイと思い込むところから入ろうと。そうやって興味を持って掘り下げていくと、どんなものでもそれなりに面白くなってくる。30歳を過ぎたあたりかな。もう大丈夫だ。俺はなんでも興味が持てるって思えたのは」

 

「日曜洋画劇場」観てました。

淀川長治さんの独特な解説。

毎週、すごく面白そうに解説されてるけど、内心本意じゃない作品があったかもしれません。

 

どんなものでも面白い魅力がある。

広告代理店だって、その商品の魅力を最大限引き出して広告やCMを作ります。

1つの対象を掘り下げ、アングルを変えれば面白さが分かるかもしれない。

 

ブログやSNSでは、何かを否定する人が多い。

否定するのは簡単。

自分はその対象のどこが面白いと感じたのか、料理だと美味しいと感じたのか。

褒める投稿を心がけていきたい。

 

本では55人の成功者のメッセージ。

自分と近いタイプの先生がいるかもしれません。

『年収150万円で僕らは自由に生きていく』イケダハヤト(再読)

 

定期的に読み返しているイケダハヤトさんの「年収150万円で僕らは自由に生きていく」

まだ高知に移住する前。

東京で「プロブロガー」を名乗っていた2012年の本。

当時はブログのプロ?そんな人いるのと驚いてました。

 

SNS、ブログの黎明期からフルベットされていてすごい。

エックスを見ると、現在は「アニメを作る人」と表示されてました。

 

終身雇用制度が過去のものになり収入が減り、年金がどれくらいもらえるか分からない。

幸せの閾値を下げ、少ない年収でも楽しく生きられることを説いた本。

 

自分もそうですが、おそらく死ぬ直前まで働き続けないといけない。

昔だったら心身をすり減らす仕事でも、定年まで我慢すれば給料は毎年上がっていき、退職金をたくさんもらえるというモデルがありました。

これからは終身雇用制度が維持できなくなっていく。

 

「給料半分でも」今の仕事を選びますか?

「死ぬまで低収入でも」今の仕事を続けますか?

 

多くの人はNOと答えるのでは。

若いうちは体力があってできていた仕事も年をとると厳しくなることもあるでしょう。

どうせ死ぬまで働き続けるなら、それなりにやりがいを感じられる仕事じゃないと無理。

 

イケハヤさん当時はプロブロガーだけあって、ブログの価値について良いことを書かれてます。

 

世の中には面白い製品、面白い人が溢れており、普通では見えないところに埋もれています。それらの価値ある情報、いわば埋もれる「宝石」たちの魅力を社会に伝えることこそが、「プロブロガー」の存在意義だと僕は考えています。

 

このブログだと埋もれている面白い本を伝えようとしています。

美味しいお店、絶景スポット、面白い映画、役に立つサービスなどブログに書くネタは無限に存在します。

 

今はSNSの種類が増え、文字で伝えるブログは“オワコン”と言われがち。

ショート動画は瞬間的にバズっても、すぐに人の記憶から消えていきます。

後からあの店どこだっけと探しても簡単には見つかりません。

文字として情報を整理したブログは何年経っても探しやすい。

記事数が増えればアーカイブとしての価値が高まっていきます。

 

今後もブログというフォーマットにこだわっていきたい。

 

働き方に関心がある方におすすめの本。

『教室が、ひとりになるまで』浅倉秋成

 

浅倉秋成さんの「教室が、ひとりになるまで」を読みました。

 

物語の舞台は北楓高校。

1ケ月の間に学校内で3人の生徒の連続自殺。

3人とも同じ文面の遺書を残して。

 

垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。

「自殺なんかじゃない、みんなあいつに殺されたの」

“他人を自殺させる力”を使った照明不可能な罪。

 

自殺した3人は、クラスのムードメーカーやバスケ部の元エースといった日の当たる生徒。

クラスでいじめがあったわけでもなく「全員が仲のいい最高のクラス」

 

3人は本当に自殺だったのか、超能力みたいな不思議な力が存在するのか。

垣内友弘が真相に迫っていく。

 

浅倉秋成さんの作品は以前に「六人の嘘つきな大学生」を読んだことがあります。

yamabooks.hatenadiary.com

 

「教室が、ひとりになるまで」は、第20回本格ミステリ大賞と第73回日本推理作家協会賞のWノミネート。

 

新感覚の学園ミステリー。

物語の構成がよくできていて面白かったです。

 

最初はなんで自殺したのか分からなかった3人。

物語の終盤にその答え合わせがあってはっとしました。

“あいつ”に対する感情がオセロのように裏返る瞬間がありました。

『人生100年時代の年金戦略』田村正之(再読)

 

久々に「人生100年時代の年金戦略」を読み直しました。

最初に読んでから何年も経つとそれだけ年をとり、年金問題が自分ごとになってきました。

 

著者の田村正之さんは日本経済新聞の編集委員、解説委員であり、証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー(CFP)の資格を保有。

国や特定の金融機関に忖度することなく中立的な立場で現在の年金制度を分かりやすく解説。

 

現在の日本の男性の平均寿命は81.09歳。

平日午前中の喫茶店に行くと、見た目が81歳超えていそうな爺さんがうようよいます。

平均の数字と実感が合致しません。

平均寿命は病気や事故で不幸にも若くして亡くなられた方が含まれています。

どうしても実感よりも低い数字になってしまう。

厚生労働省は平均寿命だけでなく、最多死亡年齢のデータも出してます。

そのデータによると男性は88歳。

この方が実感と合っててしっくりきます。

 

戦後直後と比べると、食事と医療が良くなり日本人は長生きになりました。

本のタイトルにもあるように人生が100年時代が当たり前になりつつある。

今の現役世代は巷でよく言われる“長生きリスク”に備えなければなりません。

60歳の定年まで働いて、年金もらいながら70歳で死ぬ時代とは違います。

 

国民年金の正式名称は「国民年金保険」

その名の通り保険。

金融商品と一緒にされがちで、国民年金にお金を払うぐらいなら自分でNISAをやった方が良いという意見も出がち。

年金は資産運用とはまったく性質が違うもの。

長生きに備える保険として最大限活用していきたい。

 

年金は賦課方式。

毎月納めている保険料は積み立てられるのではなく、現在の受給者に支払われます。

減っていく若年層。

自分が年金を受給する頃は、今より割が悪くなっている可能性が高い。

これはある程度は仕方ない。

 

金融投資で資産を築いても使えば減っていきます。

年金は死ぬまでお金をもらえます。

この安心感は大きい。

長生きリスクへの備えに最適。

 

年金は一般的な年金受給だけでなく、障害年金、遺族年金など万が一の時の支えもあります。

年金保険料を納めないのはあり得ません。

 

ねんきん定期便で年金受給見込み額を見ると、その少なさに愕然とします。

給料の安い会社ばかりだったので、厚生年金部分が少ない。

 

自分がこれからできる対策としては、70歳まではどこかで働き厚生年金に加入する。

国民年金の受給を70歳まで繰り下げ、受給できる金額を増やす。

 

自営業の方は何もしないと国民年金のみ。

年をとってもずっと働けるととは限りません。

国民年金基金、確定拠出年金、小規模企業共済は拠出額が全額所得控除されます。

節税効果あり。

無理のない範囲でいずれかの加入を検討されてみては。

 

将来の年金についてリアルに考えてみたい現役世代におすすめの本。

『山女日記』湊かなえ

 

湊かなえさんの「山女日記」を読みました。

自分は登山好き。

登山をテーマにした小説。

 

物語はそれぞれの山に登る女性を描いた連作。

ガールと呼ぶほど若くなく、かと言っておばさんでもないお年頃の女性たち。

著者も女性だけあって、女性の心理描写が細かい。

 

恋愛、結婚、家族。

男性とは違う悩みを抱えながら生きているのだななあと。

女性の方が登場人物に共感できるのでは。

 

人はなぜ山に登るのか。

男性目線だと「そこに山があるからだ」と言いがち。

その山を征服することに価値を見出す。

 

女性の登山は男性とは何かが違う。

山に登ることで人生の流れを良い風に変えてくれそうな気持ちは共感します。

 

前の会社にいた頃は月に1回を目標に近場の低山に登ってました。

当時は会社を辞めようかどうか何年も迷い続けてました。

昨年退社。

 

会社を辞めてフリーランスになったのが良かったのかどうか分かりません。

全然稼げなくて、再びフルタイムで働ける仕事を探しているので。

 

自由な時間を満喫できたのは良かったです。

月に1回だった登山が週に1回。

ストレスで病んでいた心は癒え、脚力持久力も強化できました。

山の持つ癒し効果はこの身で実証できました。

 

またどこかで働き始めても、山には登り続けたい。

人生を良い方向に導いてくれるであろう。

 

山に登っている方、特に女性の方におすすめの本。

『生命を守るしくみ オートファジー』吉森保(再読)

 

久々に「生命を守るしくみ オートファジー」を読みました。

著者は大阪大学大学院生命機能研究科教授の吉森保さん。

 

オートファジーとは、ギリシャ語で「自己」を意味するautoと、「食べる」を意味するphagyを合成した造語。

つまり「自己を食べる」

細胞が持つリサイクルシステム。

 

オートファジーは、日本語では自食作用と訳されるとおり、自己の成分を分解する現象だとされてきた。主要機能の1つ目の栄養源の確保も、2つ目の代謝回転も、自己の成分を分解している。ところが、オートファジーは自己成分を分解するだけでなく、細胞内に入ってきた細菌などの有害物を隔離して除去する機能も持っていることを、私たちが世界に先駆けて発見した。

 

細胞の入れ替わりだけでなく、悪い細菌も除去してくれるオートファジー。

人体が持つ機能のすごさに驚きます。

 

オートファジーはとんでも科学ではなく、2016年に吉森さんの師である大隈良典さんが、オートファジーの分子機能の解明によってノーベル生理学・医学賞を受賞。

オートファジーの制御によって疾患や老化に伴う現象の治療・予防の可能性があります。

 

カロリー制限は、軽い飢餓状態に相当する。飢餓状態になると、細胞はオートファジーによって自己の成分を分解して栄養源を確保する。つまり、カロリー制限時にはオートファジーが活性化されるのだ。

 

飢餓状態の方が活性化されるオートファジー。

昔から延々と続く食事の回数論争。

 

血糖値スパイクのことを考えれば3食の方が良い。

大多数の方は3食では。

 

ちょっと前に16時間ダイエットが話題になり、2食にする方も増えました。

自分も今は朝食を基本食べません。

中には1食の人もいる。

 

食事制限することの最大のメリットはオートファジーの活性化。

効果が目に見えず、客観的に数値で示せないのが難点ですが。

食事の回数を減らさなくても、1回の食事を腹八分目にできれば良いようです。

オートファジーは健康長寿だけでなく美容の分野でも研究が勧められているとのこと。

 

健康長寿に関心がある方は読まれてみては。

週刊少年ジャンプに連載されていた「トリコ」

コミックスの6巻にオートファジーが登場します。

“グルメ細胞”と名付けられてました。

『一条もんこのカレ〜なる人生』一条もんこ

 

「一条もんこのカレ〜なる人生」を読みました。

一条もんこさんはカレー研究家。

 

自分はカレーが大好き。

以前に「マツコの知らない世界」に出演されていたのをたまたま見かけて知りました。

カレーに人生を捧げる面白い方がいるなあと。

 

活動の拠点は東京。

テレビで見かけた以来、これといった接点はありませんでした。

 

先日エックスのタイムラインに一条もんこさんの結婚報告を見かけてとても驚きました。

ご結婚おめでとうございます。

 

そのタイミングで出版されたのが本書。

お相手の男性のことも少し書かれてました。

どんな出会いだったのか気になる方は読んでみては。

 

同じタイミングで近所の大型ショッピングモールに「あしたのカレー」を見かけたので購入し実食。

一条もんこさんが監修し、2日目のカレーをレトルトに再現。

懐かしい味わいで美味しかったです。

累計100万食以上販売したヒット商品。

本では「あしたのカレー」開発の舞台裏が詳しく書かれてました。

 

子供の頃から勉強と運動は苦手で料理が好きで得意だったという。

料理という一点突破の人生。

 

カレー研究家にたどり着くまでが波乱万丈。

将来のために貯めた5000万円を突然失った話とかスパイスが効き過ぎ。

人生に起きる様々な経験がすべてカレーにつながっている。

 

ご出身が新潟県で、新潟をカレー県として盛り上げる活動もされているそうで。

新潟のレトルトカレーを見つけたら食べてみたい。

 

一条もんこさんのファンの方、カレー好きの方におすすめの本。

本を読み終わると、またカレーが食べたくなりました。

『世の中と足並みがそろわない』ふかわりょう

 

ふかわりょうさんの「世の中と足並みがそろわない」を読みました。

 

近年のふかわさんは文筆家のイメージが強い。

「スマホを置いて旅したら」を読んで以降、いろんなエッセイを読んでます。

時系列でいくと、この本が最初。

 

お笑い芸人としてふかわさんがブレイクしたのはターバンを巻いて一言ネタ。

当時はテレビを見ていて斬新で変わった芸人さん出てきたなあと。

一言ネタが誕生した当時の状況も詳しく書かれてました。

 

それと同じ頃、レコード・ショップの片隅で手に入れたジャズのコンスピレーション・アルバムがありました。「LONDON JAZZ CLASSICS 3」。この2曲目を耳にした瞬間、異変が起こりました。体に電流が走るような感覚。アイデアの陣痛とでも言いましょうか。以前からエアロビクスの独特な雰囲気と人工的な笑顔が気になっていたのですが、ネタ帳に書き込まれていたフレーズと重なり合って、頭の中で散らかっていたものが一つになったのです。

 

あるあるネタとエアロビの組み合わせ。

普通のあるあるネタだとそこまでブレイクしなかったと思います。

無表情で音楽に合わせて淡々とネタを言うシュールさが最高でした。

 

エアロビ一言ネタが落ち着いた後は、おかっぱ頭でいじられ芸人でした。

「内村プロデュース」に出ていた記憶。

あの出川哲朗さんから「ポスト出川は、お前だからな」と言われたくらい。

 

芸人さんは日常生活からネタを拾い面白おかしくする能力がすごい。

日頃の不満を書いた「蓄電おじさん」

誰だって普通に生きていれば怒りたいこと、イライラすることあるでしょう。

こうやって商業出版のエッセイに昇華できるのは才能。

 

「笑っていいとも」に出演していたふかわさん。

ある時、タモリさんがふかわさんのマンションに訪れたことがあります。

その時のエピソードがタモリさんらしく不可思議。

 

タモリさんの魅力について言語化されている箇所がありました。

 

タモリさんのすごいところはなにがわからないのかもわからないことです。

 

ちょっと前にSNS上で話題になったタモリさんの面白さ。

世の中の大多数の人はタモリさん大好きなのに、具体的にどこが面白いのかうまく言語化できません。

自分もその1人でした。

永遠に言葉にできない面白さがタモリさんの魅力なのかなあ。

 

ふかわさんの他のエッセイを読んだことがある方におすすめ。

今後の文筆活動も楽しみです。

『ソーシャルメディア文章術』樺沢紫苑(再読)

 

久々に樺沢紫苑さんの「ソーシャルメディア文章術」を読みました。

 

初版は2012年。

当時はSNSが普及しつつある時代でした。

現在はSNSが普及し、かつその種類が増え過ぎ。

世の中にAIが登場。

当時とSNS環境が変わってきましたが、とても有益な本でした。

 

自分が普段接しているSNSはエックスとインスタグラム。

エックスのフォロワーが3901人で、インスタグラムは485人。

自分はエックスの方が好きです。

何か投稿すると、すぐに何かしらの反応があります。

ジャンクな投稿が多いですが、中には思わぬ良い情報と出会うことも。

 

エックスのアルゴリズムも変化してきてます。

特に重要視されるのがリプライとされます。

つまり交流。

SNSではしっかり交流する人が成功するという。

 

交流すればするほどお互いアクセスが流れるということですから、まさにそれは幸福を与え合うような行為です。相手にも喜ばれながら、自分もアクセスをもらい、フォロワーやファンを増やせるのですから、こんなに素晴らしいことはありません。だから、そシャルメディアでは、「交流」を活発に行うべきなのです。

 

自分インスタグラムよりエックスの方がフォロワーが多く、活発に動いている理由の一つは交流があります。

その日に届いたリプライにはなるべく返事を返すようにしています。

 

芸能人、企業、大物インフルエンサーのアカウントが発信専用でリプライには一切返信しないのは分かります。

一般の個人、小さな個人店のようなアカウントの人は積極的に交流すべき。

 

今のエックスは普段交流がないアカウントはフォローしててもタイムラインに流れてこなくなりました。

好意の一方通行は良くない。

仕方のない流れ。

 

ソーシャルメディアを利用する目的は「情報収集」と「交流」

 

自分がフォローしている人は、自分が住む地域の自力ではたどり着けない情報を投稿している人や同じ趣味で濃い情報を投稿をしている人。

最近はお付き合い相互フォローはしてません。

どこにでもある情報を見ててもつまらない。

 

情報発信者としてあなたがするべきことは、徹底した情報出し。読者が「凄い」「おもしろい」「ためになる」と思うような、濃い情報、役に立つ情報を出しまくるのです。

すると、読者はあなたに対して「おもしろくてためになる情報をたくさん持っている人」「その分野の専門家」という認識を持ってくれるようになります。つまり、「この人、凄い」と思うようになります。

 

日常生活だとスルーされそうなニッチな趣味の濃い情報を投稿するアカウントが好きです。

みんな何かしら好きなこと、得意なことあるのでは。

人によってはSNSでのブレイクがきっかけで本を出版したりメディアに出演することもある。

 

AIが浸透した今だからこそ、その人にしか書けない人間らしい投稿の価値が見直される気がします。

AIが作成した風の文章は整っているけどつまらない。

 

何かしらのSNSをやっている方におすすめの本。