宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読みました。
表紙に描かれているのが主人公の成瀬あかり。
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
物語の冒頭のセリフ。
大津市唯一のデパート西武大津店に西武ライオンズのユニフォームを着て毎日通うという。
ローカル放送局の中継に合わせて。
そもそも何のために。
営業最終日はどうなるのか。
うちの近隣にあるデパートも今年の7月に閉店します。
子供の頃から行っていたデパート。
西武大津店の閉店前のようすを重ね合わせながら読んでました。
本は6本の短編で構成されてました。
ある時は幼馴染とM1に出たり、突拍子もないことを思いついては行動に移す成瀬。
溢れる滋賀愛。
小学生の卒業文集に書いた将来の夢は「200歳まで生きる」
ぶっ飛んでます。
今回の物語では成瀬の高校時代まで描かれてます。
成瀬のキャラクターに惹かれました。
成瀬がその後どんなことをするのか知りたい。
“成瀬シリーズ”の続編「成瀬は信じた道をいく」が発売されたようです。
早速読んでみます。