やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『書ける人だけが手にするもの』齋藤孝

 

齋藤孝さんの「書ける人だけが手にするもの」を読みました。

LINE、メール、SNSと短い文章を書くことが多い現代。

長い文章を書くのは苦手な方もいるのでは。

やや長めの文章を書けるようになりたい方におすすめ。

 

書くという行為は、自分の内側をランタンで照らしていくような作業であると先に、書きました。自分の中にあるモヤモヤとははっきりしない思考や感情に対して、一つひとつ的確に表現できる言葉を探し出し、文章として刻みつけていく。

 

自分は普段からブログを書いています。

調子が良い時は、キーボード上の指が勝手に動いている感覚。

頭の中の漠然とした思考が言語化されるとスッキリします。

自分はこんなことを考えていたんだという発見もあります。

 

「書くこと」を見つけるつもりで生活する、ときに立ち止まって世の中を眺める、本を読む、ドラマや映画を鑑賞する、YouTubeで動画を探すーすると、「書く材料」は自分の日常のいたるところに転がっているのだと気づくでしょう。

 

“テーマは「探すもの」ではなく「拾うもの」”

 

文章に書くネタに困っている人がいるかもしれません。

文章のネタを得るために特別な生活をしなくても、普段の生活の中に転がっています。

ネタを拾えるかどうかは本人の意識の問題。

この読書ブログも、自分が読んで面白かった本の中で一番感銘を受けた箇所を引用し、自分の感想を書けば成立します。

学校生活、会社生活、スーパーでの買い物、ラジオで流れるトークなど何でも書くことの題材になります。

 

書くことで自分の頭の中で整理できるし、派生して新たな興味が湧いてきます。

ブログを書き始める前と比べると、普段の生活が豊かになりました。

現代はネットを通じて誰でも文章を読んでもらえる機会があります。

書くことの素晴らしさに1人でも多くの方に気づいて欲しい。