やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『Twitter社会論』津田大介

 

津田大介さんの「Twitter社会論」を読みました。

津田さんのことは「あいちトリエンナーレ2019」で知りました。

 

自分がTwitterを始めたのは2015年。

かなり遅いです。

この本の出版は2009年。

津田さんがTwitterを始めたのが2007年。

先見の明がすごい。

津田さんのフォロワーは現時点で149万人もいます。

 

自分もイベントへ行くと、実況的に細かくツイートすることがあります。

ツイッターを使ってイベントを実況中継することを「tsudaる」というのを初めて知りました。

 

2009年といったらまだスマホが出始めの頃。

140文字のSNSの黎明期が知れておもしろかったです。

 

Twitterの一番の特徴はリツイート機能。

リツイートが広がっていくと、瞬く間に投稿内容が拡散されていきます。

テレビだとニュースとして流れるのに時差があり、新聞だと翌日。

Twitterは誰もがその場で発信できてしまいます。

 

デジタル機器をネット環境が普及した今、メディアが情報発信を独占することはできず、伝達機能的報道の役割も変わっている。情報発信を独占することで価値を生みだし、それによって成立していた新聞社やテレビ局が、これまでのようにコストの高い大組織を維持するのは不可能だ。

 

今の現役世代だと、ツイッター、インスタ、ユーチューブは見るけど、テレビ、新聞を全く見ない人も多いでしょう。

テレビの視聴率ランキング見ても上位はひと桁%でCMの宣伝効果も弱くなってます。

昔はテレビ局の社員の給料がすごく高いイメージがありましたが、今はどんな感じでしょう。

 

本では今後Twitterが普及していくかどうかという視点で書かれてました。

2023年現在、世界のTwitter利用者は3億3000万人。

本の中ではツイッター社はユーザー10億人を目指してると書かれてました。

収益化に苦労しているようです。

自分はTwitterに大いに価値を感じているので「Twitter Blue」に課金しました。

ベースの活動があって、その内容を広く伝えていきたい人は絶対Twitterをやるべき。

 

今後、TwitterはスーパSNSとして進化していくのか、別のSNSが生まれてそちらへユーザーが移っていくのか。

いちユーザーとして見守っていきたい。