ふかわりょうさんの「スマホを置いて旅したら」を読みました。
ただのタレントの旅エッセイなら読むことはありませんでした。
今回は違います。
旅先がすべて岐阜。
しかも高山や白川郷ではなく、岐阜市、美濃市、郡上八幡。
旅の大きな目的と宿泊先は決めて後はフリー。
3泊4日のスマホなしの岐阜の旅。
旅用のカメラも昔の27枚撮りの使い捨てフィルムカメラ。
懐かしい。
若い人は「映るんです」を知らないでしょう。
現代はスマホであれもこれも無限に撮れます。
厳選した撮影された27枚の写真は本に掲載されています。
フィルムならではの旅情が味わい深い。
旅の初日も台風直撃で新幹線のダイヤが混乱。
今ならスマホでググればいろいろ代替えルートが検索できます。
いきなりスマホなし旅の試練。
どローカルな「関シティターミナル」が出てきて自分的にどよめきました。
スマホなしでは生活できなくなった自分。
たまにスマホを忘れて出勤してしまうことがあるのですが不安で落ち着きません。
ドライブも昔は道路地図を広げていたけど、スマホのルート検索に頼りがち。
野生の勘が鈍ってきてるのを感じます。
大学生の頃はまだガラケーが出始めたくらい。
誰もがガラケー無しで普通に旅行できてました。
テレホンカードも緊急用に持ってました。
ふかわさんが旅から帰ってきてスマホの電源を入れる時の思いが素敵でした。
アルゴリズムの外側は、優しい色が広がっていました。スマホを置いて旅したら、なにより、自分の充電ができました。
まずは週末の1日だけでもスマホを置いて生活してみたい。
いつもとは違った景色が見える気がします。
水琴屈の音色も聴いてみたくなりました。
岐阜旅に興味のある方、スマホ依存の方に読んでもらいたい。