マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏の「ビル・ゲイツ 未来を語る」を読みました。
この本の初版は1995年。
当時の自分は携帯電話を持ってなかったし、パソコンもワープロも触ったことがなかった。
世の中全体がアナログな時代でした。
「すべてのデスクとすべての家庭にコンピューターを」
マイクロソフトの当時のスローガン。
一部のオタクの家にしかなかったパソコンは、すべての企業と家庭に浸透しました。
あらゆるものがネットにつながる時代を予見していたゲイツ氏。
やはりただ者ではない。
頭の中に描いているビジョンが卓越しその実現に向けて全力で突っ走る。
ネットで何でも買えるようになってビジネスのあり方も大きく変わりました。
本を読む人自体が減ってきてますが、その本もアマゾンでポチッと購入する人も多いのでは。
リアル書店は減る一方。
主役はパソコンからスマホに移りました。
スマホでゲームをし、動画を見て、音楽を聴く。
自分のブログのアクセスも8割がスマホ。
近年は場所を取るパソコンはあえて買わない人もいるかもしれません。
性的コンテンツとテクノロジーについての記述が興味深かったので引用します。
性的なコンテンツは、情報そのものとおなじくらい古い起源を持つ。どんな新しいテクノロジーにおいても、この最古の欲望を満たすための利用法がたちまち開発される。バビロン人は粘土板に楔形文字でエロティックな詩を書き残しているし、ポルノグラフィは活版印刷が発明されるいちばん最初に印刷されたもののひとつだった。ビデオデッキがあたりまえの家電製品になったとき、アダルトビデオの販売とレンタルは爆発的に増えたし、いまのポルノCD-ROMは人気が高い。
学生時代、映像制作をする仕事に興味がありました。
ハローワークに行ったら“映像編集”という職種の募集があったので面接を受けにいったら、そこはエロDVDの制作会社でした。
そこの代表が熱く語っていたのが「エロがハードを育てる」
ビデオ、DVDの普及に大きく貢献しました。
性的なコンテンツも今はネットで見る時代。
近所のレンタルビデオ店は閉店しました。
次は何の普及に貢献していくのでしょう。
5Gでしょうか。