アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を読みました。
三谷幸喜さんがNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のラストを書く時にアガサ・クリスティの作品を参考にしたという。
その参考したかもしれない作品のひとつ。
裏表紙のあらすじ
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く……そして不気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!
電車の中で読んでたのですが、面白くて一気に読んでしまいました。
一人ずつ殺されて最後は誰もいなくなります。
犯人はどうやって?
トリックに驚きました。
よく考えつくなあと。
一人ずつ殺されていき、残された者たちはお互いを警戒し合います。
次は誰が殺されるのか?
この緊迫感は活字ならではの楽しみ。
自分がこれまで見てきた映画やドラマを振り返ると「誰もいなくなった」のトリックを活用して描いたんじゃないかという作品が浮かびました。
他の作家にも大きな影響を与えたのでは。