やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『世界を変える5つのテクノロジー』山本康正

 

「世界を変える5つのテクノロジー」読みました。

食料不足、教育格差、医療・介護、気候変動、大量廃棄。

地球が抱える5つの問題。

これを解決できる可能性があるのはテクノロジー。

 

現在の世界人口は78億人で、国連の報告書では2050年には97億人に達すると予想されています。

その97億人のすべての人が豊かな暮らしを望んだら、食料や水もより不足し、地球環境もどんどん悪くなっていくでしょう。

 

最近のニュースを見ていると、自動車業界が大きな転換期を迎えています。

本書から一部引用すると、

およそ100年前に移動手段としての馬車の役割を終わらせた自動車もまさに今、激変の時を迎えています。脱ガソリン、EVシフト、さらには自動運転普及によるロボットタクシーなど、車を所有から必要なときだけ使うというシェアリングエコノミーのシフトによる大幅なエネルギー消費の削減に向けた動きです。

現在、世界各国で純ガソリン車販売禁止に向けた政策が打ち出され、自動車のEV化義務付けるようになっています。

日本は2035年を自動運転車の電動化目標年と定めています。

あと14年。

 

ホンダが2021年4月に、2040年にすべての新車販売を電気自動車、燃料電池車にすると発表。

自分自身現在ホンダの車に乗っています。

“エンジンのホンダ”がまさかの脱エンジン宣言に衝撃を受けました。

キビキビしたホンダのエンジンが大好きです。

一番の強みを手放してまでEV化に取り組む強い覚悟が伝わってきました。

 

その一方で、トヨタはエンジン車をやめずに水素で走る車の開発を続けます。

世界中が電気に向かう中で水素。

うまく行けばシェアを独占できますが、ガラパゴス化した高度な技術になる予感。

 

現在、電気自動車いくらぐらいするのでしょうか?

日産のリーフもまだまだ高いし、給電ステーションが限られる中で短めの走行距離。

100万円を切る電気自動車が登場し、給電ステーションがあちこちに設置されれば一気に普及していくのでは。

自分はある程度の走行性能があれば、エンジン車ではなく電気自動車でもOK。

あとは価格の問題。