「シェフたちのコロナ渦 道なき道をゆく三十四人の記録」を読みました。
2021年9月の現在、5回目の緊急事態宣言が発令中。
今回の本では、1回目の緊急事態宣言が発令された2020年5月の頃の東京のレストランのシェフを追いかけたドキュメント。
いろんなシェフが口にしていた「正解が分からない」
補償があるかどうか分からない中、一旦お店を休業するシェフ、店舗での営業を休止してテイクアウト事業を始めるシェフ、規模を縮小して営業を続けるシェフ、新たにSNSや動画配信を始めるシェフなどそれぞれ違うやり方を模索されてました。
コロナの感染源としてやり玉に上げられ、休業要請、時短要請、アルコールの提供の禁止要請と一番振り回されてきた飲食業界。
自分が住んでいる岐阜県でも2020年5月のゴールデンウィーク中は完全に休業するお店が多かったです。
自分が贔屓にしているお店の動向は気にし続けてきました。
ピンチはチャンスとばかりに新しいテイクアウト商品を開発して新しいお客さんを開拓するお店、コロナをきっかけに閉店の道を選んだ高齢店主のお店、通販に力を入れるお店、ツイッターを頑張るお店。
特に昼間しか営業していないお店は補償の対象外。
外に出歩くなと言いながら昼営業の店舗への補償をしない国、県、市への不信感が増しました。
いろんなお店でテイクアウトしてきました。
テイクアウトをきっかけに新しいお店と出会うことができました。
でもやっぱり料理はお店で食べた方がおいしい。
目の前で最高の状態で調理された食材、内装などお店の雰囲気、魅力ある店主との会話。
飲食店は単に食事するだけの場所ではないことに気づきました。
心を潤すエンターテイメントの場所。
幸い日本はワクチン接種も早いペースで進んでおり、2022年はほぼ元通りの日常が戻ってくるでしょう。
2年間頑張ってきた飲食店で食べ歩きしたい。