京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の宮沢孝幸さんの「京大おどろきのウイルス学講義」を読みました。
ウイルスとはそもそもどんな存在なのかを分かりやすく解説。
先日、読売テレビの「そこまで言って委員会」に宮沢さんが出演されていて気になってました。
2021年末の時点でも新型コロナウイルスの脅威は収まりません。
欧米ではオミクロン株により再び感染拡大。
2022年はどうなっていくのでしょう。
ウイルスは一つ一つは小さいけれども、重量換算すると人間より重いウイルス。
コロナウイルス自体は動物の世界ではメジャーなウイルスらしい。
本書から一部引用すると、
多くの種類のウイルスが自然界には存在していますが、ほとんどのウイルスは未同定です。研究予算が付くのは、氷山の上のほんの少しの病原性ウイルスのみです。しかし、新興ウイルス感染症は、氷山の下のほうからやってきます。この部分については予算がまったく付いてないんです。
オミクロン株は感染しても重症化しないようで、そのうち落ち着いてくるでしょう。
コロナを甘く見てはいけないけど、過剰に心配することもない。
飛行機も以前のように飛び出して、世界の人々が移動を再開するようになると、またいつか別の病原性ウイルスが変異して人間の脅威になることは十分考えられます。
ワクチンもいまだに国産のものは完成してません。
この数年のドタバタから学んで、日本はもっとウイルスの基礎研究に力を入れて欲しい。