長岡弘樹さんの「教場0」を読みました。
フジテレビで放送されたドラマ「教場」を観てすっかりハマりました。
「教場」と「教場2」はドラマ化されましたが、「教場0」は未放送。
「教場0」の舞台は警察学校ではなく、T県警が誇る「風間教場」
キャリアの浅い刑事が、捜査一課強行犯係の現役刑事・風間公親と事件現場をともにしマンツーマンのスパルタ指導を受けます。
3ケ月みっちり指導を受けた刑事はエース級にある一方、落第すると交番勤務に。
本は6件の殺人事件の話で構成。
それぞれ隙のない完全犯罪。
新米刑事はなかなかトリックを見ぬけず降格のプレッシャーに苦しみます。
風間刑事は答えを教えるにではなく、捜査の手がかりを示唆してあくまで新米刑事に考えさせます。
現場のちょっとした特徴から事件の真実を見抜く風間刑事がカッコいい。
キムタクさんの姿が浮かびました。
殺人はもちろん犯罪ですが、本の中に描かれている事件は、加害者側の気持ちも分かる案件ばかり。
やんごとなき事情があるのでしょうか。
風間公親といえば、右目が義眼。
なぜそうなったのかも描かれているので気になる方は読んでみてください。