やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『世界一かんたんな図書館の使い方』つのだ由美こ

 

「世界一かんたんな図書館の使い方」を読みました。

著者のつのだ由美こさんは、フリーの大学図書館司書。

 

現在では戦争に限らず、ビジネスや勉強の場面でも、当たり前に情報から、ほかの人が気づかない変化の兆しやチャンスを見抜く能力が求められています。今ではスパイの専門技術だった“情報を集めて・分析する作業”を、一般人の私たちがしなければいけない時代になったのです。

 

本物のスパイが手に入れる情報の9割が一般公開されているものだという。

新聞、雑誌、テレビ、本など誰でもアクセスできる情報源から情報を察知しています。

ただなんとなく情報に流されるのではなく、自分なりのアンテナを立てることで有益な情報が見つかる可能性が高まるのでは。

自分の場合は車の運転中にラジオを聴いていて、面白そうなネタがあると停車中にさっとメモしてすることがあります。

 

一般的な書店は経営を成り立たせるために売れそうな本を並べなきゃいけません。

図書館は書店ではあまり売れそうにないマニアックな本も所蔵。

誰でも無料で読むことができ、書店とは違う波長の本と出会えます。

まさに知の宝庫。

 

何かの情報を集めたい場合、自分はまずネットを利用します。

最近のグーグルは上位で表示されるのは大手や公式のサイトばかり。

無難でありきたりな情報しか入手できません。

ネットには出てこないディープな情報が欲しい時には図書館へ行きます。

自分が行く図書館には検索端末がありキーワードを入力すると関連する書籍や新聞記事の一覧が表示されます。

 

県立の図書館だと、地元の新聞は紙の新聞で過去30年分、それ以前のもマイクロフィルムで保存されています。

昔の記事を読んでると懐かしくなりタイムマシンに乗った気分。

 

本の中で紹介されていた「レファレンス協同データベース」

crd.ndl.go.jp

国立国会図書館の検索サービス。

司書がどの本やwbbページを参考にしたのかが分かります。

 

図書館はとても有用な場所。

本を読んでより活用したくなりました。

 

休日へ行くと、学生が勉強で机を長時間占用していることが多い。

一般の利用者が座る場所が空いてないこともあります。

「ご利用は1時間を目安に」と注意書きはしてありますが誰も守ってません。

なんとかならんかなあ。