やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『女性に贈る運転上手へのコツ』片山右京

 

元F1ドライバー片山右京さんの「女性に贈る運転上手へのコツ」を読みました。

女性向けに書かれてますが、男性が読んでも役に立ちます。

どんな分野でも理論と実践が伴って成長します。

運転を習ったのは教習所だけという方が99.9%では。

本を読んで勉強し直すと、普段のドライブの意識が変化します。

 

読んでいて自分がハッとしたのは、ボディのフロントピラーが死角になるところ。

けっこう幅があります。

T字路で、左から来る車と自分の車の速度が同じだと、相手の車がフロントピラーに隠れ続けて気づくのが遅れることがあります。

死角をカバーするには、自分の体を動かして確認しなければなりません。

 

スーパーなどの駐車場で女性ドライバーがバックで駐車する場面を見ると、最初に侵入角度がおかしくで何回も切り返しことが多い。

バック駐車のポイントは、後輪が白線に重なるようにすること。

 

クルマに斜め45度ぐらいの角度をつけ、駐車スペースを区分しているラインの一方の先端にぴったりと後輪を置きます。そのままハンドルを切ってバック開始、内輪差で自然と少し膨らみますから、ラインの内側=駐車スペースの真ん中あたりにクルマの後部が入っていきます。うまく枠のなかに入ったら、タイヤを真っ直ぐに戻し、そのまま真っ直ぐにバックします。

 

読み終わって感じたのは、車の運転は集中力、認知力、想像力など高度な能力を要すること。

自分はまだ若いので大丈夫ですが、年を取ったら難しくなるだろうなあ。

高齢者ドライバーの事故は実際に多い。

高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込むのも日常茶飯事。

街で走っていても、ウインカーも出さない、周りの状況を見ている様子もない不安なドライバーが多い。

 

ドライブは生活を便利にしてくれるし、楽しみでもありますが、公道は危険がいっぱい。

20年後か30年後になるか分かりませんが然るべき時期が来たら潔く免許を返上したい。