大阪大学大学院生命機能研究所教授・吉森保さんの「生命を守るしくみオートファジー」を読みました。
1年前から週末だけ16時間ダイエットを実践してきました。
朝食を食べないというシンプルな方法。
最初の3ケ月くらいは耐え難い空腹感に襲われ、素揚げのアーモンドを大量に食べてました。
不思議なことにだんだん空腹感に慣れてきました。
体重は毎日計測していて、毎日それほど数字は変わらないのですが、1年前の記録を見ると−2kg。
無理のない範囲で体重が減少してました。
春に職場の健康診断があるので、血液検査の数字も比較してみます。
16時間ダイエットの肝になるのが「オートファジー」
序章から引用します。
オートファジーとは、細胞が自己成分などを分解する機能のことである。酵母から哺乳類まで真核細胞が共通して持つ機能で、皆さんの細胞の中でも起きている。2016年に大隈良典先生がオートファジーの分子機構の解明によってノーベル生理学・医学賞を受賞され、オートファジーは多くの人に知られるようになった。また、オートファジーが疾患や老化と関わっていることがわかり、オートファジーの制御によって疾患や老化に伴う現象の治療・予防ができるようになる可能性があることから、近年大きな注目を集めている。
空腹になるとお腹の中がお掃除されるという表現が聞いたことがあります。
オートファジーは自分の細胞を食べて栄養を得るという不思議な仕組み。
体の代謝が促進されます。
軽い飢餓状態になるとオートファジーが活性化され、線虫を使った実験では寿命が通常の1.5倍に伸びます。
意図的に軽い飢餓状態をつくることは、人間の長寿への効果も期待できます。
皮膚の色はメラニン合成量だけでなく、オートファジーでも決まっていることが明らかになったそうです。
健康だけでなく美容にも期待できるオートファジー。
土日だけじゃなく、毎日朝食なしでも良い気がしてきました。