海洋生物学者・久保田信さんの「不労不死のクラゲの秘密」を読みました。
日本の近海にも生息するベニクラゲは、退化して肉団子状になり死にそうになると、再びポリプになって命をつないでいくという。
人類の究極の夢である「不老不死」をクラゲはもう実現していることに驚きました。
ベニクラゲは有性生殖をする多細胞生物でありながら、永遠の命を謳歌する奇跡の種。
昔見ていたアニメ「銀河鉄道999」では、主人公の星野鉄郎は機械の体を手に入れるために、メーテルと旅をしました。
どんなお金持ちでも、人間は必ず死にます。
ベニクラゲの不老不死のメカニズムを人間は取り入れることができるのか。
ベニクラゲも人間も遺伝子構成がそれほど変わらないという。
人間のゲノムは100%解読済み。
ベニクラゲのゲノムの進捗は70%。
100%解読されれば、不老不死につながるヒントが得られるかもしれません。
自分も年を重ね、体のあちこちに老化現象が現れてきています。
運動、食事、睡眠など気をつけつつ、ベニクラゲの研究が進んでいくことを期待したい。