やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『いいデザイナーは、見た目のよさから考えない』有馬トモユキ

 

有馬トモユキさんの「いいデザイナーは、見た目のよさから考えない」を読みました。

有馬さんは経営学部出身のデザイナー。

学生時代にデッサン習って美大出てデザイナーになる人が多い。

デザインに対する考察が分かりやすく言語化されていて、デザイン的な思考が一般人にも役立つのが分かります。

 

自分はダイソンのハンディクリーナーを使っています。

吸引力が優れています。

ダイソンのクリーナーの一番好きなところは、ゴミの収納スペースが透明になっていて吸い込んだものが目に見えるところ。

こんなにもホコリが溜まっていたのかと驚くことがあります。

掃除した成果が目に見えるので、どんどん掃除したくなります。

 

「誰だって、掃除する人は吸い込んだものを見てみたくなるんじゃないか?」「こんなに細かいホコリまで取れてしまうということに、面白みを感じてくれるのではないか?」ということで、透明のクリアビンを採用し続けているのだそうです。

 

さすがダイソン。

やはりユーザーの気持ちを考えて、あえてゴミが見えるようしています。

 

デザインといえばセンス。

センスのある人、ない人という言い方はよくします。

本の中ではセンスに関する考察も書かれていました。

 

センスとは観察能力のことなのです。物事を見て、なにを感じるか、ということです。あるいは“気付き”と言った方がわかりやすいでしょうか。

 

センス=気付き

日常生活の中で見る風景の中で何を感じるか。

この色や形かっこいいなあ。

このお店美味しそうだなあ。

この行列は何だろう。

次にこれは流行しそうだなあ。

など、自分がブログを書く際にも重要な観察能力。

改めて意識していきたい。