山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読みました。
自分は月に1回くらい美術館に行きます。
メジャーな企画展より地方の美術館の常設展の方が好きです。
美しい作品が並んだ空間にいると心が整ってきます。
美意識を鍛えるというよりは癒やし。
会社で使うパソコンは仕方なくウインドウズですが、自宅では20年以上iMac。
スティーブ・ジョブズの美意識に惹かれてます。
数字上のマーケティングだけでは、アップルのような製品は誕生しなかったことでしょう。
ジョブスは若い頃にカリグラフィ(装飾文字)を学んでいました。
美意識が高く直感力も高かったのでは。
頭の良い人が数字と論理で思考するのは得意。
それでは行きつく所は似たり寄ったり。
そうじゃないあっと驚くものを生み出すためにはアート的な部分が大切。
機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)を使った実験によると、人が美しいと感じる部分と意思決定に関わる部分が同じという。
人が「美しい」と感じたときには、前頭葉の一部にある「内側眼窩前頭皮質」と呼ばれる領域で、血流量が増加することが確認されました。そしてこの部位はまた同時に、自分の意識や注意をどこに向け、どのようにコントロールするか、つまり意志決定の中枢に関わっていることがわかっています。
エリート層は体験的に美的なものに触れることで良い意志決定ができることを体験的に分かっているのでは。
自分は運良く美術館が好きです。
今後も自信を持って美術館に通いたい。