“名古屋ネタライター”大竹敏之さんの「間違いだらけの名古屋めし」を読みました。
自分は岐阜県で生まれ育ち、大学は愛知県。
味噌カツ、小倉トースト、台湾ラーメン、あんかけスパ大好きです。
大人になるまで、全国どこでもトンカツに味噌をかけて食べるのは当たり前だと思ってました。
自分にとってトンカツにソースをかけるのは邪道。
岐阜めしは名古屋めしの影響をかなり受けています。
東海三県に存在する“元祖味噌カツの店”
本の中でそれぞれのお店に著者が取材されてます。
実際はどこが元祖なのか。
気になる方は本を読んでみて下さい。
名古屋めしに欠かせない食材の豆味噌。
徳川家康も味噌が大好きだったようです。
事実、信長も秀吉も味噌を好み、中でも家康は無類の味噌好きだったと伝えられます。江戸城の徳川将軍家の屋敷には1000人分の食事に使う味噌を擂る専門の役人もいたのだとか。家康は75歳まで生きた、当時としてはかなり長寿で、その健康を支えたのも豆味噌と麦飯基本とした一汁一菜の食生活だったといわれています。
ますます豆味噌が好きになります。
敵軍が豆味噌を食べて強くなるのを恐れて、製造を岡崎及び周辺だけに禁じたという説も。
私が名古屋めしを通して伝えたいのは、皆さんの町にも愛すべき、誇るべき文化があるということです。
我が岐阜県民も岐阜の良いところを聞かれると「何もない」と言いがち。
そうじゃないんだと。
鶏ちゃん、冷やしたぬき、天ぷら中華などあります。
日常生活で当たり前過ぎて見過ごしている岐阜めしの魅力を発掘して発信していきたい。
名古屋めしを食べたことがある、名古屋めしに興味がある方におすすめの1冊。
巻末に本で紹介された名古屋めし店リストも掲載されているので、実際に食べにいくこともできます。