「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」読み始めました。
日経BP社・山中浩之氏が、米国立研究機関研究員の病理専門医・峰宗太郎氏にオンラインで取材した内容をまとめた本。
2020年12月29日は自分が住む岐阜県の新型コロナ新規感染者数が過去最多の74名となり、来年に大きな不安を感じてます。
コロナ騒動のゴールはどこなのか?
本の中に「集団免疫」に関する記述があったので引用します。
ワクチンを国民全員なり全人類が摂種する、ということは、残念ですがあり得ませんし、その必要もないんです。要はその社会が「集団免疫」を獲得すれば良い。
集団免疫とは何かというと、全員がまずは何の免疫状態もない人たちで構成されているという前提があって、なおかつ均一な「かかりやすさ」の人間集団であるという仮定を置くんですね、その集団は、理論上は「1引く(R0分の1)」という値。R0というのは基本再生算数でしたね。この値まで免疫を持っている人の割合が達すると、集団の中でそれ以上感染症が広がらなくなる。これは理論的に導き出せるんです。
新型コロナのR0が2ぐらいですから、1引く2分の1ということになると0.5。すなわち50%の人が免疫を持つと集団の中ではそれ以上感染が流行せず自然に止まる。
日本国民の50%が免疫を持てば感染は自然に止まる。
ゴールはここです。
一部の方は集団免疫を獲得すればコロナは生存できなるから感染者が増えても気にするな的なことを発言する方がいますがそれは違います。
日本で自然に任せて集団免疫を目指すと、相当数の死者が出て、医療機関もパンクしてしまいます。
日本国民の50%の人がワクチンを接種できる状況になるまでは、他の人と距離を空ける、部屋の換気をする、マスクを着用する、手指消毒するといった基本的な感染予防対策を根気よく続けていく必要があります。
それは2021年の夏なのか、2022年なのかは誰にも分かりません。
コロナについてはすでにテレビ、ネット、本などで多くの情報に触れられていると思います。
年末年始は静かに本を読んで、正しく恐れましょう。