「カレーは世界を元気にします」を読みました。
著者の宮森宏和さんは「ゴーゴーカレー」の創業者。
金沢カレーの特徴は、ステンレスのお皿にどろっとした濃厚カレー、カツの上にソース、千切りキャベツ、先割れスプーン。
同じ金沢カレーでもゴーゴー派、チャンピオン派がありますが、自分はゴーゴー派。
自分が住む地域で先日3店目のお店がオープンしました。
黄色い建物にゴリラのマーク。
インパクト抜群。
トレードマークであるゴリラは、著者の祖父と曽祖父に似ているそうです。
本に掲載されている家族写真を見ると、本当にそっくりでした。
2003年4月8日。カレーの発祥地であるインドで生まれた仏教の租・お釈迦様の誕生日であるその日、ヤンキーススタジアムで飛び出した松井秀喜選手の満塁ホームランで、ぼくの中に電流が走りました。尊敬する同郷の星のように、「絶対にニューヨークに行って成功する!」と自分自身に対して誓いを立てました。
石川県出身の英雄・松井秀喜さん。
ジャイアンツからヤンキースへ移籍した年の本拠地開幕戦で放った満塁ホームラン。
宮森さんの運命を変えるホームランでした。
村上春樹さんが小説を書こうと思ったのは、神宮球場へ野球を観に行った時。
球場は天啓を授かりやすい場所なのかもしれません。
「石油王はいるけど、カレー王はまだいないぞ。それならオレがなってやろうじゃないか!」
当時は旅行会社の添乗員だった宮森さん。
何でニューヨークで成功するのか決めてません。
子供の頃からずっと食べていた金沢カレーを思い出し、ゴーゴーカレーが誕生。
飲食店で働いたこともありません。
とあるお店で修行してお店をオープン。
その後、まだ日本での人気が確立してないのに本当にニューヨークへお店を出してしまうから驚き。
ニューヨークでの55セントキャンペーン、東京での55円キャンペーンなど採算度外視でとにかく目立ち認知度を上げる作戦。
売れる店と売れない店の違いは、
— 宮森宏和@ゴーゴーカレー創業者 (@55curry) May 10, 2026
話題になるかどうかです。
美味しいだけ → 売れない
安いだけ → 売れない
冷静に考えると当たり前で、
美味しい店なんて世の中にいくらでもあるし、
安い店も探せばいくらでもある。
その中で選ばれる理由がなければ、
存在していないのと同じなんですよね。…
宮森さんのエックスで当時のキャンペーンについて触れられてました。
まずはお店を知ってもらう。
近隣でオープンしたお店では、さすがに55円ではないですがオープニングは先着100名に550円で提供してました。
オープンして30分ほどで100名に到達したそうです。
バイタリティがすごい。
まさにゴーゴーの精神。
トントン拍子で成功したかと思いきや挫折も。
どうやって乗り越えてきたか。
自分が住む地域は「ココイチ」が長年絶対王者でした。
近年の物価高の影響で、どんどん値上がり。
ファン離れが起きています。
自分もここ数年行ってません。
カレーは庶民の食べ物のイメージが強く、特にココイチは庶民的なイメージのお店。
そのタイミングで進出してきたのがゴーゴーカレー。
どちらかというとしゃびしゃびなココイチのカレーに対して、ゴーゴーカレーはどろどろで濃厚。
対極のカレー。
まだまだ勢力を拡大していく予感がします。
ゴーゴーカレーが好きな方におすすめの本。
