武田頼政さんの「ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち」を読みました。
自分が初めてブルーインパルスを見たのは数年前。
白いスモークを吐き出しながら、寸分違わない隊列を組んで飛行する姿に興奮。
その後、近くの航空自衛隊の基地でアクロバット飛行を見て感動。
エックスのタイムラインのトレンドにブルーインパルスがよく出てくる理由が分かりました。
日本が戦いの場になったら曲芸飛行などできるはずもない。“青い衝撃”が意味するのは、その美しい機体にその愚かな戦争の象徴を永久に刷り込んで、ひたすら国を守る決意である。
【Blue Impulse】
直訳すると、青い衝撃。
青い衝撃とは、先の戦争で日本に投下された原子爆弾。
名前のことを今まで気にしたことがありませんでした。
終戦から78年。
当時のことをリアルで体験した方も少なくなっていきます。
世界に目を向けると、今まさに戦争が起きてます。
中国の動向も気になります。
他人事ではなく、戦争のことに目を向けなければ。
国産の超音速機を使い、高度な技量を持ったパイロットによる斉一できびきびした編隊飛行を披露する空軍アクロバット・チーム。その存在は一国の経済力や技術力をあらわしている。航空機の開発力は国の産業力のバロメーターとされ、パイロットの操作技術はその国の空軍力を端的に表現している。
全国各地で行われる展示飛行。
それは単にブルーインパルスのすごさを伝えるだけではありません。
日本の空軍の飛行能力を知らしめ、間接的に抑止力になっています。
たまに他国の領空侵犯したニュースが出ますが、いざとなったらどうなるかを。
本を読んで知ったのですが、過去にはブルーインパルスの飛行中の事故が何度かありました。
事故の経緯も詳しく書かれています。
ブルーインパルスのパイロットへの負担が大きい。
現在では、パイロットの任期が3年と決められていることも知りました。
ブルーインパルスの発足から深く知りたい方におすすめの本。