池井戸潤さんの「ルーズヴェルト・ゲーム」を読みました。
大手企業VS中小企業構図の物語大好きです。
かつてのアメリカ大統領ルーズヴェルトが「野球で一番面白いスコアは8対7だ」と言ったことからルーズヴェルトゲームと呼ばれるようになったという。
確かに1-0の投手戦より8-7の乱打戦の方が見ていて面白い。
物語は社会人野球が舞台。
大手ライバル企業に攻勢をかけられ業績不振にあえぐ青島製作所。
リストラが始まり、歴史ある野球部の存続の疑問視する声が上がります。
単行本が出版されたのは2012年。
2008年にリーマンショックが起き、企業の業績が低下。
派遣切りが横行し年越し派遣村のニュースがありました。
そんな時代背景を踏まえて書かれたようです。
自分は野球部があるような企業に勤めたことはありません。
地元には昔から野球部があり都市対抗野球に出場する企業があります。
帳簿上の数字からすれば“コスト”かもしれない野球部。
なんで企業が野球部に力を入れるのかなんとなく理解できました。
他の企業スポーツ全般にも共通することかも。
大手ライバル企業の嫌がらせ。
青島製作所のプライド。
創業者である会長がなぜ野球部を大切にしてきたのか。
身分が不安定な野球部員の立場。
企業ドラマと野球ドラマが見事に絡み合っていて読み応えがありました。
社長、技術者、監督、選手とそれぞれの人生とプライドとプライドをかけて挑む奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)
