「登山と身体の科学」を読みました。
著者の山本正嘉さんは運動生理学を専攻。
体育大学で40年以上にわたり、アスリートの競技力向上を目的とした研究と実践。
登山歴は50年あまり。
科学的なアプローチで登山術、身体のコンディショニングについて解説。
ブルーバックスから出ているのが信頼できます。
平地でのウォーキングと、不整地での登山では歩き方、筋肉の使い方が全然違う。
ウォーキングだと腕を振って、足幅を大きく早く歩きます。
登山では歩幅を狭くしてちょこちょこ歩くイメージ。
登りと下りでも全然違います。
山にいると景色が良く、そこまで負担に感じませんが、筋肉と心肺機能にすごく負荷がかかってます。
山では出会うの高齢者が概して若々しいのは、自然の中で日常的にトレーニングできているからでは。
登山にとって一番のトレーニングは山に登ること。
本の中で推奨されているのは、週に1回標高差500m程度の山に登り、月間で2000m程度をクリアすること。
月1回で2000mを登るとケガのリスクが高まります。
近場のホームマウンテンでトレーニングしつつ、たまに大きな山にチャレンジするイメージでしょうか。
普段の平地でのウォーキング、筋トレもそれなりに効果があります。
登山が趣味の人は普段から歩いている人が多いはず。
自分も含め筋トレまでやっている人は少ない。
器具を使わない自重トレをやった方が良いのだろうなあ。
登山の最中の食事についても詳しく書かれてました。
自分は普段は朝食を食べてません。
何も食べずに山に登ると、3時間ぐらいでガス欠状態になります。
長時間歩く日は朝食は絶対に食べるべき。
ちょっと前に10時間を超えるロングトレイルを経験しました。
この時は朝食をしっかり食べ、食料、おやつ、水分を多めに準備しましたが、最後は何もなくなってしまいヘロヘロでした。
長時間歩く時はエネルギー補給のマネジメントが大切。
これから夏場は水分補給も大切。
汗をかくと体からミネラル分が出ていってしまいます。
水を飲む人は多いけど、ミネラルの補給もしなければなりません。
自分はスポーツドリンクで対応しています。
本では塩タブレットが紹介されてました。
夏に試してみたい。
ある程度登山経験がある方におすすめの本。
いろいろと気づきがあるのでは。
