「身近な虫たちの華麗な生きかた」を読みました。
著者の稲垣栄洋さんは農学博士で専攻は雑草生態学。
子供の頃は昆虫大好きでした。
夏はカブトムシ、クワガタも飼育。
アブラゼミを捕まえたり。
大人になるにつれ、子供のような熱中はなくなりました。
近所の昆虫博物館にたまに行きます。
希少なヒメハルゼミも見に行きました。
現在、地球上で確認されている生物の種類は175万種。
そのうち半分である95万種が昆虫。
哺乳類はわずか6000種。
圧倒的に多様な昆虫の世界。
本では身近にいる昆虫の知られざる生態を詳しく紹介。
例えばみんながよく知っていて、誰からも嫌われている「ゴキブリ」は“嫌われ者のヒーロー”
驚くことに、ゴキブリは三億年以上も前の古生代から、今とほとんど変わらない姿で森の中を走り回っていた。古生代といえば、まだ、恐竜も存在していなかった昔である。何と、ゴキブリは恐竜よりも古くから地球上に存在していたのである。その後、恐竜時代を生き抜き、恐竜さえ絶滅させた地球環境の変動も乗り越えて生き抜いてきた。
恐竜が誕生する前からゴキブリが存在していたとは。
生物界の大大大先輩。
ゴキブリは放射性に対しても強い耐性を示すことから、核戦争で人類が滅んだ後の世界で生き残るのはゴキブリだと言われている。核ミサイルでも絶えないとは、何というしぶとさだろう。
企業が次々と開発するゴキブリ撃退商品。
ゴキブリがいなくなることは決してありません。
殺虫剤に対しても抵抗性のあるゴキブリも出現。
もし映画「ターミネーター」でいう審判の日が訪れてもゴキブリは絶滅しません。
“ゴキブリの惑星”に生まれ変わる日が訪れるのかもしれません。
昨年NHKで放送された朝ドラ「あんぱん」
やなせたかし作詞の名曲「手のひらを太陽に」
歌詞の中に“おけらだって”と登場します。
ずっと「おけら」という名前の虫だと勘違いしてました。
正式には「ケラ」
本を読んで、土の中で静かに暮らす「ケラ」の暮らしぶりを知ることができました。
生物や虫が好きな方におすすめの本。
