「ウェブ進化論」を読みました。
著者の梅田望夫さんは2005年から(株)はてなの取締役を務めていた時期もありました。
シリコンバレー在住でIT分野の知的リーダー。
本の出版は2006年。
これからの世の中をネットが変える希望が溢れていた時代。
本、新聞、テレビ、ラジオといった限られた者しか発信が許されなかった時代から、誰もが個人で発信できる時代へ。
2006年だとiMacは持ってました。
当時はスマホがなくてパソコンでネットサーフィンをしていた程度。
持てるポテンシャルを使いあぐねてました。
2008年頃からインターネットのプロバイダーにブログサービスがあることを知り、日記程度の文章を書き始めました。
ブログはあくまで趣味程度。
新聞にイケダハヤトさんのインタビュー記事が掲載されていて衝撃を受けました。
肩書が“プロブロガー”
ブログで生活するってどういうこと??と。
しばらくブログを書き続けるうちに、グーグルアドセンス、アフィリエイトという仕組みを使えば収益を得られる仕組みがあることを知りました。
昔はアドセンスの審査もゆるゆる。
自分のブログでもアドセンスを導入しましたが、そもそものブログのアクセス数が少ないので広告収入は微々たるもの。
何年もかかって振込の基準額である8000円を超えた時はとても嬉しかったです。
本の中で紹介されている将棋の羽生善治のコメントが興味深かった。
「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きてます」
2006年の段階で将棋の世界でもITが普及し戦術などのパターンはネットで研究しやすくなりました。
誰もが同じ戦術を知っている。
これに対する梅田さんの考察。
異質なものを異質なものと組み合わせていけば、「個」にとってはさらに無限の可能性が広がる。
今はブログを書くのは当たり前。
X、インスタグラムなどのSNSを含め、全国民が何らかの情報発信をしている時代。
まさに大渋滞。
自分は経験できてないですが、ブログで稼げた時代もあった。
その後、グーグルのアルゴリズムの変化で個人ブログが検索で上位表示されにくくなりました。
企業アカウントと同じ土俵で勝負しても絶対に勝てない。
さらに現代はAIがすごい勢いで普及しています。
グーグル検索を使わずにチャットGTPに聞く時代になりつつある。
今後の個人の情報発信をどうすれば生き残っていけるのか。
ニッチな世界の掛け合わせで専門性を深めていくしかない気がしました。
今ネットで情報発信している人にとってウェブの進化の過程を振り返っておくことは有益。
そんな方におすすめの本。
