東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を読みました。
東野さんの作家生活25周年および40周年で行われた全作品人気投票で2回とも1位だった作品。
ちょっと前に映画「ブラック・ショーマン」を見てとても面白かったです。
今まで東野圭吾さんの本を読んだことがありませんでした。
まずは王道の作品から。
天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うために完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
(裏表紙のあらすじ)
とても頭が良く論理的な石神。
アリバイ工作に何の矛盾もありません。
警察も完全に石神が意図する方向へ誘導されていく。
親友である天才数学者と物理学者。
事件をきっかけに久しぶりの会うことになります。
2人が一緒にいる時にこんな会話がありました。
「自分で考えて答えを出すのと、他人から聞いた答えが正しいかどうかを確かめるのとでは、どちらが簡単か」
随所に深遠な数学的な会話が出てきます。
自分がこれまで東野さんの作品を読んでなかったのは数学が苦手だからかもしれません。
東野さんのプロフィールを読むと、大学では電気工学を専攻し、エンジニアとして勤務しながら小説を書いています。
どうりで理系の強いキャラクターが登場するわけですね。
素晴らしい小説でした。
石神の靖子への想い。
読み終わると「容疑者Xの献身」というタイトルがジーンと来ました。
遅ればせながら他の東野作品も読んでいきたい。
