池井戸潤さんの「ハヤブサ消防団」を読みました。
2023年にドラマ化。
第1話を見たけどハマらずドラマの続きを見てませんでした。
放送当時は原作小説はハードカバーだったのでパス。
先日書店に行ったら文庫本が並んでました。
文庫といっても税込1320円。
本の値段が高くなってきた。
「ハヤブサ消防団」は図書館員が選ぶ「ぎふ本大賞2025」の「ぎふ出身作家部門」で大賞。
池井戸潤さんは岐阜県出身。
物語に出てくる八百万町、ハヤブサ地区のモデルとされる場所は自分が住んでいる場所から車で1時間くらい。
初めて読む“田舎ミステリー”
都会で疲れ田舎でのんびり暮らしたいという方は多い。
そんな田舎で待っているのは自治会への誘い、地域の草刈り、水路の清掃、お祭りへの参加など忙しい。
そして特に若い人へ消防団への勧誘。
ミステリー作家・三馬太郎は東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住む。
三馬は地元の消防団に熱心に勧誘され、渋々入団するも早々に火災が発生。
意見のどかな田舎で起こる連続放火事件。
今実社会でも問題になっているテーマが実は連続放火事件と関連してきて、物語にぐいぐい引き込まれていきました。
狭い田舎ならではの人間関係の描写がリアルで面白かったです。
ドラマの方が2話以降どんな風に展開していったか気になります。
ハヤブサ消防団の続編の連載が始まっています。
書籍化されたら読んでみたい。
