「謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか?」を読みました。
著者の栗田昌裕さんは医師でありアサギマダラ研究家。
これまでアサギマダラとは全く縁がない生活でした。
数年前に自分が住む地域でフジバカマを植えたら秋にアサギマダラが飛んでくるようになりました。
今年も写真撮影に行ってきました。
見る角度によっては青く宝石にように輝いてすごく綺麗。
すっかりアサギマダラに魅了されました。
詳しく知りたいと思って読んだ本。
著者は長年、膨大な数のマーキング調査を行なっています。
日本でマーキングした個体がしばらくすると台湾など海外で発見されることもあるという。
2000kmもの長い距離を飛ぶ蝶。
まだ海の上を飛んでいる姿を誰も観測したことがありません。
1日で200km移動した記録もあるという。
秋には日本では台風が多い。
台風の時はどうやって過ごしているのか気になります。
謎が多い蝶。
写真撮影に行くと、しばらくの間フジバカマの蜜を吸い続けます。
そのフジバカマも他の生物にとっては毒で、アサギマダラのオスは毒を吸ってフェロモンに変えるという。
飛び方の種類も多い。
飛んでいる状態を撮るのは大変。
先日撮ったアサギマダラは長い旅の途中。
次は南へ移動するのか旅を応援したくなります。
アサギマダラを見たことがある方、興味がある方におすすめの本。
