成毛眞さんの「amazon 世界最先端の戦略がわかる」を読みました。
2018年に出版された本。
この10年くらいはamazonのヘビーユーザーです。
現在のプライム会員の年会費は5900円。
昔より高くなりましたが解約する予定はありません。
買い物はもちろん。
カメラが好きなのでamazon photoだと写真データを無制限にクラウド上に保存できます。
ハードディスクとamazon photoの二刀流で写真データをバックアップ。
今年は映画を大量に鑑賞しています。
プライム会員なら無料で鑑賞できる作品も多い。
アマゾンの売上の内訳を見ると、本業の小売が60.9%、マーケットプレイスが17.9%でクラウド事業を行うAWS(アマゾンウェブサービス)はわずか9.8%
営業利益で見ると、アマゾン全体の営業利益が41億ドルで、AWSだけの営業利益が43億。
他の事業の赤字をAWSがカバーしている構造。
一見大盤振る舞いに見えるサービスでまずは顧客をプライム会員に囲い込む。
本業は赤字でもAWSで儲けている。
アマゾンぐらいの規模だからできるビジネスモデル。
最近はアマゾンの荷物はヤマトと佐川は運んでません。
昔ヤマト運輸で荷物の仕分けの仕事をしたことがあります。
コンベアの上に荷物を流して地域ごとに振り分ける作業。
当時はアマゾンの荷物が大量にありアマゾンの荷物だけを流す時間帯がありました。
本を読むと、荷物の数が多くても配送単価が安く儲からなかったようです。
だからヤマトと佐川は撤退。
今は配送の初期設定は置き配になってます。
直近は軽自動車の普通のおじさんが届けてくれました。
すでにアマゾンは2015年9月に「アマゾンフレックス」を始めている。これは、配送の専門業者ではなく「個人」が荷物を配達する仕組みだ。こうすることで、注文からお届けまでの時間を30分以内に短縮しようとしている。
軽自動車と黒ナンバーと諸々の条件がそろえば誰でもアマゾンフレックスで配送業務を行うことができるようです。
数多く配送しないと稼げないしいろいろ大変そうですが。
運送業界も運転手不足。
一般人が業務を請け負って配送するのが主流になっていくのかもしれません。
アメリカではドローンによる配送の準備をしている話も書かれてました。
今後の日本のアマゾンがどうなっていくのか。
最近ニュースを見なくなった「アマゾンゴー」
無人の店舗で買い物できる仕組み。
欲しい商品を手に取り店から出ると自動的に決済されるという。
アマゾンは積極的にM &Aを繰り返しサービスを拡大し成長してきました。
日本のコンビニやスーパーの買収をしてくる予感がしました。
アマゾンプライム会員にとっては、面白いビジネス読み物でした。
