児島青さんの「本なら売るほど」を読みました。
サラリーマンを辞め古本屋「十月堂」を開店した主人公。
古本屋に出入りするお客さんの人間模様を描いた短編連作シリーズ。
自分の周りを見てると、マンガは読むけど活字は絶対読まない人は相当数います。
出版社の収益を支えているのもマンガ。
自分もマンガが好きでしたが、大人になってから活字の世界の面白さに気づいてしまいました。
マンガより、映像よりも活字。
できれば活字の面白さに気づく人が増えて欲しいと願ってます。
「本なら売るほど」はマンガなので活字アレルギーの人でもさらっと読めます。
個人経営の古本屋に出入りする人は本好きの人ばかり。
自分も知らないマニアックな本が出てきました。
物語の中にこんなセリフがありました。
「人が本を動かすんじゃない 本が人を動かすんだ」
活字の本には人を動かす力があります。
小説「華氏451度」の世界みたいに世の中にある本が全部燃やされてしまったらどうなってしまうのか。
書店の本の流通システムについても触れられてました。
新刊書店の本が1年中次から次へと新刊が出版されています。
売れ残った本は返品できる。
誰かが新刊本を買ってくれないと古本になるチャンスがなくなる。
最近の新刊本は高いです。
1000円超えは当たり前。
2000円も普通になってきました。
古本で安く手に入らないか探しても意外と出品されてません。
古本屋は新刊書店と全然違う品揃えが面白い。
自分が好きな作家の昔のニッチな作品と出会うこともあります。
人によっては“運命の一冊”との出会いになるかもしれません。
今後も続編が発売されたら読んでみたい。
本好きの方におすすめ。
