三宅香帆さんの「ずっと幸せなら本なんて読まなかった」を読みました。
三宅さんのことは「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んで知りました。
今回の本は2019年に出版された本を新書化。
現在と文体が違って若々しい。
人生のお悩み相談に対して三宅さんが本を処方していくという構成。
人が苦しんでいる時に本は心の支えになります。
仮にモテモテで進学、就職もうまくいってたら本を読んでなかったかもしれません。
一流企業に就職しても職場での人間関係に悩むかもしれない。
モテモテで美人と結婚しても、もっと好きな人と出会って罪深さに悩むかもしれない。
どの人にも本は必要。
今回紹介された名作33の中で自分が読んだことのある本が1冊だけありました。
村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」
昔マラソンを趣味にしている時に読みました。
村上さんがストイックに毎日走ってことに驚きました。
走ることは小説を書くことにとっていかに大切なことか。
大変失礼ながら三宅さんがマラソンをするイメージが湧いてきません。
三宅さんが村上春樹さんの走り本を選べられていて嬉しかったです。
レイ・ブラッドベリの作品が2冊紹介されてました。
恥ずかしながら作家名も知りませんでした。
その中の「霧笛」
あの「ゴジラ」の元ネタであるという。
霧笛からの引用部分。
霧笛が鳴ったのだ。
そして怪物が、それに応えて吼えた野田。
その吠え声は、百万年にわたる水と霧の向こうから聞こえてきた。ひどく苦しみもだえている、しかも孤独な声なので、ぼくは全身でぞっと身ぶるいした。
怪物の描写はゴジラを彷彿させます。
レイ・ブラッドベリの「霧笛」と「華氏451度」はまず読んでみたい。
