豊山とえ子さんの「歯は磨かないでください」を読みました。
本書のタイトルはキャッチーですが、正しい歯磨きの仕方を説いた本です。
厳密をいうとプラークを除去する方法。
具体的な歯のケアの方法、道具が分かりやすく紹介されてます。
我流で適当に歯磨きしている方はぜひ読んでもらいたい。
著者の豊山とえ子さんは歯科衛生士。
自分は10代20代の頃、まったく歯医者さんに行きませんでした。
幼少期にウィーンとドリルのような機械で削る音とか恐怖でした。
30代になって自分の健康が気になりだしてふと歯科検診を受けにいくことに。
上の前歯2本が虫歯で神経を除去することに。
神経を取った歯はもう自分の歯ではないような感覚。
それ以来、3〜4ケ月に1回は歯科検診とクリーニングに通ってます。
歯ブラシも普通の歯ブラシだけでなく、奥歯を磨くためにワンタフトブラシ、歯間のプラークを除去するためにフロスも使ってます。
男でこれだけデンタル意識の高い人は少ないのでは。
これだけ頑張ってても、歯の間の磨き残しの多さ、歯茎の出血を指摘されます。
抜いた親知らずの隣の奥歯のポケットも段々深くなっていってます。
何もしてない人だと、歯周病が進行し歯がぐらぐらになって抜け落ちていくのでしょう。
自分の親もそうだし、職場の60代70代の男で相当数の歯が失われている人が多い。
自分がなぜここまで歯のケアにこだわるのか。
食べることが好きだからです。
できれば一生自分の歯で美味しい食事を楽しみたい。
入れ歯になると食べられるものもかなり制限されてしまいます。
自分は甘いものも食べるのが好き。
本によると、虫歯予防、歯周病予防、全身の健康のために特に避けて欲しいものは、酒、タバコ、白砂糖だという。
虫歯菌は砂糖が大好き。
甘いものへの誘惑をなんとか断ち切りたい。