「はじめての暗渠散歩」を読みました。
本田創さん、髙山英男さん、吉村生さん、三土たつおさん4人の暗渠マニアによる共著。
暗渠(あんきょ)とは、昔水路や川だったところに蓋をした道。
字が難しいし初見では読めません。
CBCで放送されている「道との遭遇」に暗渠マニアの髙山英男さんが出演されていて知りました。
テレビを見てなんとなく暗渠に興味を持った方に適した本。
うちの近所は昔は川筋が複雑でよく氾濫したそうです。
そのため暗渠が多い。
あまりに日常生活に溶け込み過ぎてて自分の観察対象ではありませんでした。
本の中で暗渠を見つけるきっかけとなる“暗渠サイン”が詳しく紹介されてました。
暗渠指数度も分かりやすく一覧になって。
近所の暗渠は小学校の通学路になっています。
車が入って来ないよう入り口には車止めがあります。
車止めは、第1章でも触れたとおり、有力な「暗渠サイン」だ。重量が大きい=蓋をしただけの道路に与えるダメージが大きいクルマの侵入を、身を挺して防いでいる、いわば暗渠の番人のような存在である。暗渠マニアにとってはたいへんに身近で、かつ尊い暗渠の付帯物件だ。
車止めがある場所に暗渠ありですね。
主要道路の歩道になぜか橋の親柱が残っている場所があります。
これは「暗橋」といいます。
気になって古地図を調べてみたら、昔はそこに川か水路が流れてました。
へ〜と感心。
暗渠めぐりは地域の歴史をたどる旅でもあります。
週末は暗渠サインを探してみたい。
