「岐阜県警レスキュー最前線」を読みました。
岐阜県警山岳警備隊員の手記をまとめた本。
毎年ゴールデンウィークになると、北アルプスで遭難のニュースが流れます。
その時に救助に行かれているのが山岳警備隊のみなさま。
いつ遭難が起きるか分かりません。
隊員は休日も呼び出しに備えており岐阜県から出ていくこともないという。
家族の協力なしでは活動できません。
遭難が起きるような場所では隊員にとっても危険。
ヘリで救助できないような場所だと、ハーネスなどを使って自力で救助者を下山させなければなりません。
ほんと大変なお仕事。
2014年9月27日に起きた御嶽山の噴火。
当時の衝撃的なニュースの映像は記憶にあります。
自分は2013年に御嶽山に登りました。
火山ということで硫黄臭い場所はありました。
今から振り返ると火山のエネルギーが溜まっていたのかもしれません。
日帰り登山のつもりで行っているので、ヘルメットや特別な装備もありません。
御嶽山噴火の日に緊急招集を受けた隊員の手記も掲載されてました。
当時の緊迫した状況を知ることができました。
隊員の次の言葉が印象に残ります。
天を恨むのは筋違いと思いながらも、恨まずにはいられなかった。
昨今の登山ブーム。
今年から富士山は入山規制を始めました。
昨年の映像見てると、とんでもない数の登山客。
外国人も多い。
上半身裸で登っている人も。
先日は火口付近で事故もありました。
山岳警備隊がなるべく暇な状況の方が望ましい。
気象条件、自分の体力を考えて無理のない登山を心がけたい。
登山届けの提出も忘れずに。
