「信長を殺した男〜本能寺の変 431年目の真実〜」を読みました。
漫画は藤堂裕さん、原案は明智憲三郎さん。
一般的な本能寺の変のイメージといえば、明智光秀が単独で謀反を起こし織田信長を討った出来事。
“明智光秀=裏切り者”のレッテルが貼られています。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、長谷川博己さんが光秀でを演じ、それまでとはイメージも変わりました。
長谷川さんの光秀は、若々しくかっこいいのですが、本能寺の変が起きた時の光秀の年齢は67歳。
当時からしたらいつ死んでもおかしくない老人。
個人的な野心だけで謀反を起こすとは思えません。
漫画の中では、光秀は単独で謀反を起こしたのでなく、協力者がいて用意周到に準備をしています。
その協力者の中のある人物が裏切り、結果的に光秀が単独で謀反を起こしたようにされたという。
歴史は勝者の都合の良いように書き替えられる。
もちろん漫画なので、その内容に根拠があるのかどうかは知りませんが、非常に説得力のある物語でした。
本能寺の変には徳川家康も当然関わってきます。
現在放送中の大河ドラマ「どうする家康」で本能寺の変がどのように描かれるのか楽しみです。