やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』穂高唯希

 

 『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』を読みました。

ここ数年よく耳にする「FIRE」

FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略。

経済的に自立して早期引退すること。

著者の穂高唯希さんは給料の8割を日米英豪中などの高配当株に投資し続け、わずか7年半で金融資産約7000万円、月平均20万円超の配当収入を得られる仕組みを形成。

まず給料の8割を投資に回すのに驚きました。

仮に給料30万円あるとして、24万円は投資に回して、6万円で生活。

自分が現在投資に回すのは給料の3割程度。

著者はさぞ苦しい生活なのかと思ったのですが、本を読んでるとそうでもなかったです。

「節約」を「支出の最適化」として楽しまれてます。

一部引用します。

「支出の最適化」とは俗にいう「節約という言葉に近くなりますが、私はこの「節約」という言葉が、どうもしっくりきません。「節約」って、響きがケチ臭くないですか?(笑)「若い時は節約なんてケチ臭いことをするな」なんていう言説もあるぐらいですから、どうもネガティブなニュアンスがゼロではない気がします。そこで「節約」というより、「支出の最適化」というワードを提唱したいと思います。

明るくポジティブなイメージに変わります。

支出の最適化、早速使っていきたいです。

本を読むまでの自分の金融資産のポートフォリオは、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」という全世界に投資するETFをコアにしつつ、「eMAXIS Slim 全世界株式」という投資信託を積み立て投資してました。

本を読んでからは、VTの定額積み立てに変更しました。

米国株のETFだと配当金に関わる税率が30%と高いのは確かにネックです。

それでも3ケ月に1回、配当金が入金されると安心感があります。

自分が何もしなくてもお金が働いてくれている。

今は配当金少ないけど、金融資産を増やしていけば配当金だけで生活も夢じゃない。

そんなポジティブな気分に変えてくれます。

理論的には投資信託を積み立てて自動的に再投資した方が税金も有利になるのは分かりますが、投資のモチベーションを長期で継続するためにあえて配当金を受け取るのもあり。

現在は自分は働いているので、配当金は自分で再投資してます。

今後はより支出の最適化を計りつつ、投資に回す金額を増やしていきたい。

目指せFIRE。