やまさんの読書ブログ

やまさんが読んでおもしろかった本を紹介

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『歯は磨かないでください』豊山とえ子(再読)

 

久々に豊山とえ子さんの「歯は磨かないでください」を読み返しました。

著者は歯科衛生士。

煽りのタイトルですが、正しく歯を磨こうという本。

 

現代の日本人なら毎日歯を磨いているはず。

1日1〜2回とか。

なのに年をとると歯を失う人が多い。

 

自分の父は70代。

歯をだいぶ失い入れ歯を使用してますが相性が良くないようです。

肉は硬くて食べられなくなり、食べられるものが制限されています。

歯を失うと生活の満足度が下がってしまう。

 

特に男は定期的に歯科医院に通って歯のクリーニングをする人は少ないのでは。

どこか痛くなったら仕方なく行く程度。

歯周病は痛みがないので気づいた時には手遅れ。

 

自分は3〜4ケ月おきに歯のクリーニングにしてもらっているので、なんとか現状維持。

歯科衛生士による磨き残しチェックすると、いつも30〜40%

歯と歯の間に磨き残しが多い。

一応フロスも使っているのすが。

1〜2本の歯のスパンで歯ブラシを軽く小刻みに動かすようアドバイスがありました。

 

親知らずを抜いた場所は普通の歯ブラシでは磨けません。

歯周ポケットも深くなりがち、

本でも紹介されているワンタフトブラシを活用しています。

鏡を見ながら奥歯の向こう側にもブラシが届きます。

歯並びが悪くガタガタしてる箇所、八重歯が生えている箇所も磨きやすくなります。

 

あれもこれもブラシを使うと大変。

まずはフロスは使うべき。

しっかり歯磨きしたつもりでも、フロスを歯と歯の間に軽く通すと食べかすが付いてきてぞっとします。

 

本を読んで正しいプラークコントロールを学びつつ、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらう。

人生100年時代。

できれば死ぬまで美味しいものを食べ続けたい。

『運動前のストレッチはやめなさい』中野ジェームズ修一

 

中野ジェームズ修一さんの「運動前のストレッチはやめなさい」を読みました。

2014年発行。

著者はフィジカルトレーナーでフィットネスモチベーター。

 

運動前の体が冷えた状態でいきなりストレッチをやると筋肉を傷つけるという。

ジョギング等で体が温まってからストレッチを行う。

みんなが思い浮かべるストレッチは静的ストレッチ。

Jリーグの試合を見に行くと、選手は試合前は動的ストレッチで体を温めてました。

 

自分は登山が趣味。

登山前は何もウォーミングアップしてません。

下山後は体が温かいうちに15分くらいかけてストレッチしてます。

シンプルに気持ちが良いのと、翌日以降の疲れの残り方が変わってきます。

特にお尻の大臀筋がいた気持ちいい。

 

ストレッチの効能と気持ちよさは次のように説明されてました。

 

ストレッチで硬くなった筋肉を伸ばしてやると、柔軟性が回復して毛細血管に対する圧迫が軽減されます。すると酸素や栄養がスムーズに筋肉に運ばれるようになり、ATPのリサイクルが活発化します。そして、縮みっぱなしだった筋肉が元の長さに戻りやすくなります。

そうして毛細血管はさらに圧迫されにくくなり、痛みを感じる物質の分泌が徐々に減少し……と、以前の悪循環を断ち切り、好循環が生まれ、痛みやこりといった不快感が軽減されて気持ち良くなるのです。

 

ストレッチの気持ち良さにはちゃんと理由がある。

筋トレと違って、ストレッチは毎日行ってもOK。

風呂上がりにストレッチをやる習慣になれば体のコンディションも良くなりそう。

 

登山好きとしては膝周りの筋肉は特に伸ばしておきたい。

膝を壊したらもう山に登れなくなり、日常生活にも支障が出ます。

 

普段の何かのスポーツをされている方、体のこりを感じる方におすすの本。

『人生、山あり“時々”谷あり』田部井淳子

 

田部井淳子さんのエッセイ「人生、山あり“時々”谷あり」を読みました。

映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の原案本。

本は田部井さんが亡くなる1年前に書かれています。

映画には出てこなかったエピソードや実際の裏側が分かって面白かったです。

映画を鑑賞した方、登山好きの方におすすめ。

 

巻末の解説は映画で天海祐希さんが演じていた新聞記者・北村節子さん。

 

田部井さんがエレベスト登頂したのは1975年(昭和50年)

当時の女性はできるだけ良いとこにお嫁に行くのが当たり前の時代。

専業主婦も多かった。

旦那と子供を残して山へ行く。

近所の目も大変だったのでは。

 

本には夫である田部井政伸さんとの出会いも書かれてました。

夫も“岩登りの田部井”と称される程の山の達人。

山を理解する夫の応援があったからこそ達成できた偉業。

 

「エレベストには、まだ女性は登っていない。俺が行くより、君たちが登ったほうが価値がある」と言って、全面的に協力してくれたのです。

 

余命3ヶ月のがん宣告を受けてからも落ち着いてポジティブだった田部井さん。

そんな田部井さんも急死に一生を得る危機がありました。

映画に出てきたエレベストとは違う山での雪崩事故。

クレバスの中に吸い込まれる寸前。

 

誰よりも山の美しさだけでなく怖さも知っている。

大自然の前では人間はちっぽけな存在。

がんになっても達観だったのでは。

 

晩年は近隣の小さな山に登りつつ、山の楽しさを伝える活動を続けてこられました。

自分も縁があって登山が好きです。

田部井さんのようなスケールの大きな山には登れません。

地元にある山の魅力を伝えていきたい。

近隣の映画館で上映していたらぜひご鑑賞を。

『書評の仕事』印南敦史

 

印南敦史さんの「書評の仕事」を読みました。

印南さんは「ライフハッカー」で平日の毎朝1冊の本を紹介。

他にも連載を持っており、年間の書評量は驚きの年間500冊。

毎日どれかの締切がある状態。

www.lifehacker.jp

自分もこうして細々と読書ブログを書いています。

何か勉強になることがあればと思い読んでみました。

 

印南さんは元々は音楽ライター。

書評とDJの共通点がなるほどなあと。

 

DJも書評も、望まれている情報(DJの場合は曲、書評の場合は本)を、ちょうどいいタイミングで、相応のターゲットに投げかけることが重要なのです。

 

ライフハッカーだと通勤中のサラリーマン。

その中でも自分の成長に関心が高い読者へ。

掲載する媒体ごとにどんな本を選ぶのかに気を配られてます。

いかに読者のことを意識するか。

音楽的なリズム感は文章のリズム感にも通じそう。

 

年間500冊書評しようとすると、少なくとも500冊は本を読まないといけません。

自分だと新書は読み終わるのに2〜3日かかります。

本は必ずしも全部を読んでいないようです。

目次を見て、大切だと思う箇所を重点的に読む。

 

本は出版社からの献本が多いようです。

出版社も新刊本を紹介してもらいでしょうから。

 

書評家じゃなくても、本の書評を書くことのメリットが大きい。

 

内容をまとめる習慣がつく

自分にとって印象的だった部分を再確認できる

その本についての記憶を効果的に残せる

 

本を読みっぱなしだと内容をすぐに忘れがち。

印象に残った箇所をいくつか抜粋し感想を記しておけば、その人の血や肉となりやすいのでは。

記録に残す手段はブログ、SNSなどいろいろあります。

 

読書が好きで、すでに何かの書評を書いている方、書評を書いてみたい方におすすめの本。

『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo

 

メンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」を読みました。

 

本を開いて1ページ目のまえがきでDaiGoさんに心を誘導されました。

冒頭に1つの質問がありました。

 

あなたの思う、世界最高の美女とは?

 

自分はある日本の女優さんを思い浮かべました。

この質問に対する答えは人それぞれの頭の中。

 

文章に触発され頭のなかで浮かび上がったその美女は、絶対的な存在となり、誰からの非難も受けつけません。

誰もが納得の美女をつくり出すには、文章を使って想像させるしかない。つまり世界最高の美女をつくれるのは文章だけなのです。

 

まえがきを読んだだけでこの本を買った元が取れた気分。

写真や映像にはない文章の持つ力。

 

原作小説は面白かったのに映画化されるとつまらなく感じることがよくあります。

原作はもちろん文章だけ。

文章から自分が頭の中で作りあげた世界の方がすごいからです。

 

人を操る文章のしくみは、

読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす

 

車のセールスマンであれば、車のマニアックな性能を語るのではなく、その車に乗ってドライブするシーンを想像させることが大切。

RV車なら家族でキャンプに行く場面を想像させるとか。

 

ブログのアフィリエイトで何かの商品を紹介したい場合、文章で読者がその商品を使う場面を想像させる。

 

本の中では「ワンメッセージ・ワンアウトカム」など具体的なテクニックが紹介されてます。

ブログ、ライター、SNS、営業メールなどあらゆる文章を書く機会に応用可能な内容。

普段何かの文章を書いている方におすすめの本。

『小説 8番出口』川村元気

 

8番出口

8番出口

Amazon

「小説 8番出口」を読みました。

映画の「8番出口」は興行収入51億円の大ヒット。

2025年の興行収入ランキングで7位。

映画で監督脚本を務めた川村元気さんが小説版も執筆。

 

ご案内 Information

異変を見逃さないこと

異変を見つけたら、すぐに引き返すこと

異変が見つからなかったら、引き返さないこと

8番出口から外に出ること

 

地下鉄の駅構内に表示される謎の案内。

物語自体は8番出口を目指して歩くというシンプルな設定。

異変があるのに引き返さないと再び0番出口に戻ってしまうという無限ループ。

 

映画を見てからちょっと間が空いています。

小説版は映画にはない場面も描かれている気がしました。

登場人物の心理描写も丁寧。

人物の関係性が小説を読んでよく分かりました。

 

小説を読みながら二宮和也さん、おじさんの顔が浮かんできました。

読み終わるとそういう物語だったのか!と新たな驚きがありました。

 

どこか哲学的な話でもある。

我々の人生そのものが“8番出口”だと。

映画を見た人におすすめの小説。

『「好き」を「お金」に変える心理学』メンタリストDaiGo

 

メンタリストDaiGoさんの『「好き」を「お金」に変える心理学』を読みました。

2017年の出版。

 

DaiGoさんといえば、昔はテレビに出まくってました。

心理学を駆使した超魔術のようなパフォーマンスに驚きました。

なんで相手の心理が分かるんだろうと。

見た目も今よりも派手でした。

 

しばらくするとテレビで見なくなります。

当時は大学に通いながらテレビに出演して大変だったようです。

 

自分を見失ったDaiGoさんは家で引きこもり、本当にやりたいことは何なのかを考え、たどり着いた答えが読書。

読書する時間とお金さえあれば後は何も要らない。

読書に没頭し得た知識をニコニコ動画で配信し、こうした本という形で届けることで収入を得る。

すごく稼いでいると思われます。

 

「好き」を「お金」に変えるには4つのステップがあります。

 

①自分が「本当に好きなこと」を見つける

②「好きなこと」を極めていく

③「好きなこと」を収入に結びつけていくための工夫をする

④「好きなこと」で得たお金を再投資する

 

DaiGoさんが読書が好きなように、まずは本当に好きなことを見つけることから。

嫌いなことを我慢してやってもフロー状態に入らず長続きしません。

 

自分が本当に好きなことは何なのか。

読書ブログを書いているぐらいだから自分も読書は好きです。

1日中没頭できる程ではありません。

 

山道を歩いている時はフロー状態に入っている時があります。

写真撮影している時も夢中のスイッチが入る感覚があります。

読書と山と写真の掛け合わせに活路があるかも。

 

昨年は読書、山、写真に相当数時間を費やしました。

現状、好きなことを収入に結びつけるための手段がブログぐらいしか思いつきません。

少ない広告収入はありますが、再投資するレベルではない。

引き続き、好きなことを極めつつ、収入に結びつける工夫を考えないといけない。

 

お金の使い方としては「物より経験を買う」

 

長期的な目線でも、短期的な目線でも、幸福度の高さは体験が勝るのです。人は経験がつかの間の幸福しか与えてくれないと考えがちですが、実際はより多くの幸せと長続きする価値をもたらしてくれます。

 

旅行は実際に行った時も楽しい。

旅行に行った経験はその後もずっと楽しい思い出として残ります。

 

本は学びという経験を買うために最も適した形をした商品です。

 

いつもかも旅行に行くのは、体力と時間とお金を要します。

本も立派な経験。

他人が長年研究体験してきた知見を1000円から2000円で擬似体験することができます。

本なら家でも外出先でも気軽に読めます。

 

お金は使えばどんどんなくなっていきますが、頭の中に蓄えた知識は一生なくなりません。

より読書に励みたくなりました。

『東京生まれじゃないけれど』ふかわりょう

 

ふかわりょうさんの「東京生まれじゃないけれど」を読みました。

東京新聞で連載されていたエッセイ「東京23区物語」の書籍化。

近年のふかわさんは芸人というよりも文筆家のイメージが強い。

yamabooks.hatenadiary.com

最初に読んだふかわさんの本は「スマホを置いて旅したら」

自分が住んでて何度も行ったことがある地域が舞台。

同じ場所でも自分とは見える風景が全然違うことに驚きファンになりました。

 

そんなふかわフィルターを通した東京23区のエッセイ。

自分は東京に行ったことがある絶対数が少ないので、エッセイに出てくる場所のことは知りません。

全然土地勘ないけど東京いいなあと思えました。

 

以前には毎日お昼に新宿アルタから放送されていた「笑っていいとも!」

いいともに出演されていたふかわさん。

当時のエピソードが紹介されていて懐かしかったです。

 

個人的に好きなエッセイは日暮里のレトロ喫茶の話である「プリン・荒・モード」

北区の町工場の話「不思議な接着剤」がツボでした。

 

ふかわさんが日本国内の他の地域を歩いたらどんなエッセイになるだろうと想像しました。

『いざ関ヶ原 スマホを持った石田三成』ZIBU

 

「いざ関ヶ原 スマホを持った石田三成」を読みました。

著者のZIBUさんは石田三成を愛する歴史系インフルエンサー。

XでZIBUさんの投稿を楽しませてもらってます。

関ヶ原の戦いが起きたのが1600年(慶長5年)9月15日。

 

毎年9月15日になると「#関ヶ原20○○」がトレンドになります。

自分が最初に気づいたのが4〜5年前。

西軍・石田三成がきっかけで盛り上がり始めたようです。

他の武将アカウント、MKタクシーなども呼応して毎年のお祭り騒ぎ。

 

自分も最初はそこまで関ヶ原に詳しくなかった。

小早川秀秋が裏切って、徳川家康が勝利した程度の認識。

 

南宮山の“弁当”のくだりは最初は何のことかさっぱり分かりませんでした。

毎年の戦いをより楽しむためにある程度勉強し、実際に関ヶ原の史跡を訪ねました。

 

本ではこれまでのZIBUさんの投稿を左ページに、それぞれの投稿の詳しい解説を右ページの構成。

時系列に並んでて、関ヶ原前後の動きが分かりやすく頭に入ります。

 

学者さんが書いた関ヶ原の本は難しい。

ZIBUさんの本は関ヶ原入門におすすめ。

本を読めば関ヶ原のことをより詳しく知りたくなり、訪れ、西軍として戦いたくなることでしょう。

 

合言葉は「今年こそ西軍勝利」

『大便通」辨野義己

 

「大便通」を読みました。

著者は辨野義己(べんのよしみ)さん。

ペンネームではなく本名。

農学博士で世界中の大便の研究をされています。

 

大便は、私たちの健康状態を知らせてくれる、体内からの「お便り」のようなものです。

 

悪玉菌は肉をたくさん食べる人の腸内に多い。

 

大便は人間が食べたもの、その人の健康状態を反映します。

本を読んでから、排出した後に状態を観察するようにしました。

調子の良い時は一瞬でスルッと。

良い形をしています。

 

辨野先生自ら40日間肉だけ食べるという過酷な実験をされています。

一緒に挑戦した同僚は次々と脱落。

大便は真っ黒になり弱酸性からアルカリ性に変化。

 

自分も焼肉90分食べ放題系のお店に行くと、肉を食べ過ぎてお腹を壊すことがあります。

近年のがんの死因の1位2位を争うのは大腸がん。

戦後の肉食の普及が大きいのでは。

肉はたまに食べる程度にしたい。

 

腸内環境の改善にはヨーグルトが良いそうです。

納豆などの発酵食品も。

野菜など食物繊維を積極的に。

 

若い頃は毎朝自然と催してきました。

今は毎日ではないです。

腸の煽動運動が起きるのは1日1〜2回。

もし催してきた躊躇なくトイレに行きたい。

unkomuseum.com

2025年5月に「うんこ ミュージアム NAGOYA」がオープンしました。

うんこをテーマにしたテーマパーク。

まだ行ったことありません。

SNSを見てると若い女性がうんこのオブジェを持って「うんこ〜」と叫んでいます。

時代が変わったのでしょうか。

 

自分が子供の頃は、学校のうんこをしようものならイジメの対象になりかねない時代。

小中高と学校では1回もしてません。

 

書店に行くと「うんこ漢字ドリル」が並んでいます。

うんこに対するイメージが寛容になり、恥ずかしくないことになるのは良いこと。

 

みなさんも体内からの「お便り」をもっと気にした方が良い。